強力な資本を背景に持つ新人グループが、2025年のK-POP世代交代を牽引する。
2025年のK-POPシーンのキーワードの一つは「新人」だ。K-POP業界をリードする「ビッグ4」と呼ばれるSMエンターテインメント、JYPエンターテインメント、YGエンターテインメント、HYBEが、今年はそれぞれ秘密兵器となる新人グループをデビューさせる。
豊富な資本力と長年の経験を持つプロデューサーによって世に送り出されるグループは「金のスプーン」を持ち、いわゆる「中小アイドル」に比べて有利なスタート地点に立っている。
昨年もHYBEの末っ子グループILLITやYGの「宝石箱」BABY MONSTERが良い成果を収めたことから、新たに出撃する新人グループが「兄(姉)を超える弟(妹)」になれるか注目される。
現在最も期待を集めているのは、aespa以来5年ぶりに送り出されるSMの新人ガールズグループだ。
イ・スマン元総括プロデューサーがSMを去り、「SM 3.0」体制で初めて披露されるグループで、今年第1四半期にシングルを発表し、本格的なプロモーションを進める予定だ。特に、昨年絶頂期を迎えたaespaの後輩グループという点で期待が高まっている。
JYPの新ボーイズグループもそのベールを脱ぎ始めている。JYPは1月から7人組ボーイズグループ「Kickflip(キックフリップ)」のデビューアルバムプロジェクトに着手する。
世界的なファンダムを持つStray Kidsの系譜を引き継ぐことから、どのような影響力を見せるのか期待されている。
2021年のSBS『LOUD』を通じて選ばれたイ・ゲフン、アマル、ケイジュ、イ・ドンヒョンらの練習生や、これまで公開されていなかった非公開練習生で構成される可能性が高い。
長い待機期間を経てデビューするKickflipが、JYPボーイズグループの伝統を成功裏に継承できるか注目されている。
YGエンターテインメントも新たなアイドルを準備中だ。YGのヤン・ヒョンソク総括プロデューサーは、「仮称『NEXT MONSTER』が控えている」と述べ、BABY MONSTERに続く新人グループのデビューを直々に予告した。
詳細はまだ明らかにされていないが、昨年BABY MONSTERがデビューしたことから、次の新人グループはボーイズグループになる可能性が高い。
HYBEは今年、韓国、日本、ラテンアメリカでそれぞれボーイズグループを公開する予定だ。
特に、韓国グループについてはBTSやTXTが所属するHYBE傘下のレーベル、BIGHITSMUSICで次のボーイズグループを準備中とされており、期待感が高まっている。
ある音楽業界関係者は、「昨年、多くのグループがデビューしたが、結局ILLITなど、大型企画会社出身のグループの成果が最も目立った」と述べ、「いわゆる“中小アイドル”との格差がますます広がっている点は残念だ」と指摘する。
しかし、「大手だからといって必ずしも成功するわけではない。強力な先輩グループや資本力、企画力を備えた新グループが登場する中で、先輩グループを超える新たな魅力を見せなければ成功は難しいだろう」と展望した。
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