Netflixオリジナルシリーズ『イカゲーム』シーズン2(以下、『イカゲーム2』)でトランスジェンダーを演じた俳優パク・ソンフン(39)が、『イカゲーム』をパロディしたAV(成人向け映像作品)の画像を“誤投稿”したことで、現在も“シリーズ降板要求”など批判が寄せられている。
パク・ソンフンは最近、自身のSNSに1枚の画像を投稿した。その画像は、自身が出演する『イカゲーム』をパロディしたAV作品の表紙だった。
遅れて“誤投稿”に気付いたパク・ソンフンはすぐに画像を削除したが、すでにSNSやオンラインコミュニティでは「パク・ソンフンが『イカゲーム』AV画像を投稿した」という内容が広く拡散されていた。
この騒動について、所属事務所BHエンターテインメントは本サイト提携メディア『OSEN』に「最近、パク・ソンフンのSNSに非常に多くのダイレクトメッセージ(DM)が届いている。このため、DMを確認する過程で誤って押してしまい、当該の写真をアップロードしてしまった」と説明している。
何より、パク・ソンフンのミスは昨年12月29日に務安(ムアン)国際空港で発生した済州(チェジュ)航空の旅客機事故によって、韓国全体が「国家哀悼期間」に包まれている最中に発生しただけに、より多くの批判を受けている。
そのため、事務所関係者も『OSEN』に「本人も非常に驚いて動揺し、迅速に削除した。全国的な追悼期間中にこのようなミスを犯してしまったことを非常に申し訳なく思い、深く反省している。今後このようなことが再び起こらないように万全の注意を払う」と謝罪の意を伝えていた。
それでも、パク・ソンフンに対する非難は現在も続いている。当該の写真が単なる“リグラム(他ユーザーの投稿を自身のアカウントから再投稿すること)”で投稿されたのではなく、予め保存したうえで投稿されていたからだ。そのため、「AV画像を保存した」行為自体も問題視する厳しい批判まで出てきている。
ただ、これに対しBHエンターテインメントは「追加で確認された部分がある」とし、「俳優が見るに、(当該のAV作品に)問題の素地があったため、会社担当者に送ろうと画像を保存した。そうするうちにSNSに誤って投稿された。俳優本人が最も悔しく思い、驚いたので、たくさん反省している」と釈明していた。
だが、このような事務所の説明にも、パク・ソンフンの騒動は収まる兆しがない。一部では「『イカゲーム2』から降板せよ」という批判まで出ている事態だ。
もっとも、パク・ソンフンが演じたヒョンジュが『イカゲーム2』で大きく活躍しているだけでなく、パク・ソンフン本人も元特殊部隊のトランスジェンダーというキャラクターを見事に演じてみせている。俳優が自身の過ちを認めて謝罪しているだけに、「過度な批判は苛酷だ」という意見も存在している。
こうした状況のなか、パク・ソンフンは来る1月8日に韓国報道陣とのインタビューを行う予定だ。パク・ソンフンが今回の騒動について自ら言及し、謝罪するかについても注目が集まっている。
(記事提供=OSEN)
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