ガールズグループFIFTY FIFTYの元メンバー3人がテンパリング(契約期間中のアーティストに許可なく接触して移籍や契約を誘う違反行為)疑惑を否定し、強硬な対応を予告した。
【写真】顔までガラリと変わった?FIFTY FIFTY元メンバー3人
9月25日、FIFTY FIFTY元メンバーであるアラン、セナ、シオの所属事務所MASSIVE E&Cは公式アカウントを通じて、「最近、当社アーティストのアラン、セナ、シオが根拠のない主張と検証されていない事実に基づいた偏向的な報道を継続的に受けている」と立場を表明した。
先立ってFIFTY FIFTYの所属事務所ATTRAKTは、ワーナーミュージック・コリアとFIFTY FIFTYのプロデュースを手掛けたThe Givers社、FIFTY FIFTYの元メンバーであるアラン、セナ、シオが共謀してテンパリングを試みたという法的証拠を入手したと明らかにした。
とあるメディアは、彼らのテンパリングを試みたとされる状況が含まれた録音を公開。これに対してATTRAKTは「テンパリングを共謀したすべての者に対して徹底的に責任を問う」として法的対応を示唆した。
そんななかで今回、MASSIVE E&Cは「訴訟がまだ進行中にもかかわらず、事実と異なる否定的な問題が複数のメディアを通じて広がっているこのような一方的な主張は、YouTubeなどの様々なプラットフォームで2次、3次的に再生産され、アーティスト3人の名誉を深刻に損ねており、非常に深い遺憾の意を表する」と伝えた。
さらに「このような行為が続く場合、当社はアーティストの権利と名誉を守るため、法的対応を含む、あらゆる必要な措置を講じる。また当社アーティストに対する不当な行為や虚偽の事実の流布について、強力に対応することを約束する」と付け加えた。
そもそもFIFTY FIFTYは、2022年11月に4人組ガールズグループとしてデビューし、2023年2月にリリースした『Cupid』が米ビルボードのメインチャート「HOT100」にチャートインするなど、世界的な大ヒットを記録した。
しかしヒット後の昨年6月、FIFTY FIFTYのセナ、シオ、アラン、キナは、精算義務不履行、健康保護義務無視、人的・物的資源支援不足などを理由に所属事務所ATTRAKTを相手に専属契約効力停止仮処分申請した。ただ裁判所はこれを棄却した。
4人との紛争についてATTRAKTは、外注制作会社The Givers側のテンパリング疑惑を提起。ATTRAKT側は、プロジェクトの管理と業務を遂行してきたThe Giversが業務引継ぎ過程でプロジェクト関連資料を削除する業務妨害行為に走り、秘密裏に『Cupid』の著作権を買う行為をしたと主張し、The Giversのアン・ソンイル代表や3人を相手に告訴状を出した。
FIFTY FIFTYメンバー4人のなかで、キナだけは控訴を取り下げてATTRAKTに復帰した。キナの復帰後、ATTRAKTはセナ、シオ、アランとの専属契約を解約し、130億ウォン(約13億円)台の損害賠償請求訴訟を提起した。
FIFTY FIFTYを離れたアラン、セナ、シオは、法的紛争の中でIOKカンパニー傘下の新レーベルMASSIVE E&Cと専属契約を結び、今年下半期の活動を予告した。
FIFTY FIFTYは、元メンバーのキナを中心に新たなメンバーを迎え、5人組に再編成し、9月20日にミニアルバム『Love Tune』をリリースして新たなスタートを切った。
MASSIVE E&Cの公式立場全文は、以下の通り。
◇
こんにちは、MASSIVE E&Cです。
最近、当社アーティストのアラン、セナ、シオが根拠のない主張と検証されていない事実に基づいた偏向的な報道を継続的に受けております。
訴訟がまだ進行中にもかかわらず、事実と異なる否定的な問題が複数のメディアを通じて広がっております。このような一方的な主張は、YouTubeなどの様々なプラットフォームで2次、3次的に再生産され、アーティスト3人の名誉を深刻に損ねており、非常に深い遺憾の意を表します。
このような行為が続く場合、当社はアーティストの権利と名誉を守るため、法的対応を含む、あらゆる必要な措置を講じます。また、当社アーティストに対する不当な行為や虚偽の事実の流布について、強力に対応することを約束します。
歪んだ主張にもかかわらず、アラン、セナ、シオを最後まで見守り、応援してくださるファンの皆さまに深く感謝申し上げます。皆さまの信頼にお応えするため、最善を尽くしてまいります。
ありがとうございます。
■FIFTY FIFTYが「分裂」する過程が生々しく…“黒幕”の録音ファイルが公開され波紋
前へ
次へ