俳優ユ・ジェミョンが故イ・ソンギュンさんとの共演作について語った。
8月22日に放送されたラジオ番組『キム・ヨンチョルのパワーFM』(原題、SBSパワーFM)には、映画『幸せの国』(原題)に出演したユ・ジェミョンがゲストとして登場。
この日、ユ・ジェミョンは『幸せの国』について「『王になった男』(12)のチュ・チャンミン監督の演出だ。1979年10月26日、上官の命令により大統領暗殺事件にかかわったパク・テジュの弁護を引き受け、韓国最悪の政治裁判に飛び込んだチョン・インフの話」と紹介した。
続いて、自身が演じたチョン・サンドゥという役については、「実際に存在したチョン・ドゥファン(全斗煥)をモチーフにした。劇中では合同捜査団長で新軍部勢力だ。権力を利用して野心を実現するために裁判を主導し、合法的でない、人権を押さえつけるその時代の政治勢力を象徴する人物」と説明した。
また、「本当に卑劣だったよ」というリスナーの反応に、「感謝する。卑劣だという言葉がこんなに嬉しいとは思わなかった」として、「悪役の面白さは、こういうところにある」と喜んだ。「悪役を演じる時、挨拶で同僚俳優に怖がる感じを与える時がある。それで、よくやったなと思うこともある」と嬉しさを伝えた。
そして、撮影現場の雰囲気も伝えた。「イ・ソンギュン、チョ・ジョンソク、ユ・ジェミョンの三銃士だった。とても楽しかったし、現場が“幸せの国”だった。毎瞬間、ハハハ、ホホホと笑いながら遊び、終わるとお酒を酌み交わしながら人生、映画、家族の話を交わした。思い出が多い」と明かしている。
ほかにも、過去の出演作にも言及。『恋のスケッチ~応答せよ1988~』(15~16)のドンリョン(演者イ・ドンフィ)の父親役、『秘密の森』のイ・チャンジュン検事、『梨泰院クラス』のチャン・デヒが、「10年の合間の重要なポイント」と明らかにし、また演じたいキャラクターにはイ・チャンジュン検事をチョイス。「またできるかと思うほど、その人として生きていたみたいだった。もう一度やれと言われたらうまくできそうにない。その時だったこそ可能だったし、今もう一度やれと言われたら思いもよらないと思う。難しくて良い作品だった」と述べた。
(記事提供=OSEN)
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