女優チャン・シニョン（40）が、夫で俳優のカン・ギョンジュン（41）の不倫疑惑にもかかわらず、離婚ではなく家庭を守る決意を表明した。
【写真】再婚妻の“連れ子”も愛したカン・ギョンジュン、不倫裁判
チャン・シニョンは8月19日、自身のSNSに長文を投稿し、「これまで私たちの家族を大切にし、愛してくださった皆様に失望を与えたことを申し訳なく思っている。それよりも先に、この件で被害を受けた方々にまずお詫び申し上げる。私たちに過分なほど惜しみない支援と応援を送っていただいたのに、その温かく大きな心を裏切るような形になってしまい、非常に申し訳ない気持ちでいっぱいだ」と謝罪の意を伝えた。
カン・ギョンジュンには今年1月、不倫疑惑が浮上した。告訴人A氏は、カン・ギョンジュンが自分の妻が既婚者であることを知りながら不貞行為を働いたと主張し、5000万ウォン（約500万円）相当の損害賠償請求訴訟を提起した。
当時、カン・ギョンジュンの所属事務所は「誤解の余地があった」として法的対応の意向を示したが、その後、A氏がカン・ギョンジュンと妻のメッセージのやり取りを公開すると、専属契約終了を知らせた。
カン・ギョンジュンは議論が巻き起こった後も、直接的な意向を明らかにせず、沈黙を守っていた。
そんななかで7月24日、カン・ギョンジュンに対する慰謝料請求訴訟の初弁論が行われ、カン・ギョンジュンの法定代理人は声明を通じて「カン・ギョンジュン氏が事実関係を争う過程で、相手方や家族、そしてこれを見守る方々に傷と不快感を与える状況にこれ以上耐えられないという意見を示されたため、それを尊重し、相手方の請求を受け入れて訴訟を終えることにした」と発表した。
6か月間の沈黙を破ったカン・ギョンジュンは、「誤解を解くために訴訟に積極的に対応すれば、当事者の方が受ける心の傷はさらに深くなり、応援してくださった方々にもさらなる不快感を与えるだけだと思った。そこで私は弁明したり、事実と異なる部分を法的に争ったりせず、相手方の当事者の請求に応じることを決めた」と説明した。
そのため事実上、不倫を認めたのではないかとの声も上がったが、カン・ギョンジュン側は「まったく違う」と否定した。家族があまりにも苦しんでいたため、事件を早く終結させたかったという。
そしてチャン・シニョンも夫の不倫疑惑後、初めて意見を表明した。
彼女は「これまで時間がどう過ぎたのかもわからないまま、暗いトンネルのような日々を過ごしてきた。ある日、目を閉じていると、久しぶりに訪れた静けさと平和がとても心地よかった。時間がこのまま永遠に止まってほしいと思った。しかし、その静けさを破って子供が『ママ』と私を静かに呼んだ。その瞬間、子供の声とともに正気を取り戻した」とし、「最も辛い時間を過ごしたのは、もしかすると子供たちだったかもしれない。心に傷を負わせ、経験しなくてもよいことを体験させたことに、親として無限に申し訳ない気持ちでいっぱいだ」と打ち明けた。
続けて「夫と多くの話をした。何度も自責し、反省した。言葉に表すことが難しい苦痛の時間を過ごしたが、私たちはただ子供たちのために、再び一つの家庭の中で生きていこうとしている。とても慎重だが、夫への過度な非難は控えていただくようお願い申し上げる。子供たちが目にするかもしれないことが心配だ。ご理解をお願いする」と述べた。
夫の不倫疑惑によって、チャン・シニョンが最も辛い時間を過ごしたことだろう。それにもかかわらず、子供たちを考え、離婚ではなく家庭を守ることを選んだチャン・シニョンに応援のコメントが多数寄せられた。
これに先立って、女優のチュ・ジャヒョン（45）も中国人俳優で夫のユー・シャオグァン（43）の不倫疑惑に苦しんだことがあった。彼女もまたチャン・シニョンと同様に、夫の過ちを認めて叱責しつつ、離婚ではなく共により成熟した姿へと進むことを選んだ。
ユー・シャオグァンは2021年、車に乗る過程で、とある女性を自然に膝の上に乗せる姿が捉えられ、不倫疑惑に包まれた。彼の不倫報道は中国でも広がり、「離婚」を促す世論まで生じた。
所属事務所は「知人との集まりの後、帰宅途中で起きたハプニングだ」とし、「映像に登場する方々は、家族同士でも交流のある監督や親しい地元の知人。どれだけ親しい知人でも、誤解を招くような行動については注意を払うようにする」と公式発表した。
ユー・シャオグァンもSNSに投稿し、「どれだけ良い友人関係であっても、注意が必要だ。しかし、私の軽率な行動が誤解を生んでしまった。今回の件について、どのような説明も受け入れ難いかと思う」とし、「今後は夫として、父親としての行動に一層慎重を期す。再びこのようなことでご心配をおかけしないようにする」と謝罪した。
それにもかかわらず、ユー・シャオグァンには不倫疑惑のレッテルがついて回った。バラエティ番組『同床異夢2』（SBS）に出演して愛妻家のイメージを作っていたため、なおさら冷ややかな反応が続いた。
これに対して2人は昨年、『同床異夢2』の300回記念特集に出演し、不倫疑惑について再度立場を表明した。チュ・ジャヒョンは「論争が起こった当日、私は不在だったが、ビデオ通話をした。そこにいたメンバーは皆、親しい間柄で、普段通りに集まった日だった」と振り返った。
ユー・シャオグァンは「最初は何も問題ないと思っていたが、インターネットやSNSで悪意的に編集された。弁明したかったが、人々は信じたくなかったようだ」と語り、「時間がすべてを証明してくれると信じたが、一番大きなことは、妻に対して最も申し訳なかったこと」と謝罪した。
チュ・ジャヒョンは「（映像に映った女性は）私とも親しい知人だ。メッセージを送りながら乗車する際に、ユー・シャオグァンを通り過ぎる過程で撮影されたもの」としながらも、「何秒であろうと、理由や状況を問わず、その行動をしたことは確かなので、しっかりと叱った」と述べ、「映像のそのジェスチャーが間違っていた。あなたの行動は間違っていたと認めるよね？」と厳しく指摘したりした。
難しい状況のなかでも夫婦関係の再構築を選択した女優妻たち。その思いに応えられるか、夫である俳優たちにも注目が集まっている。
（記事提供＝OSEN）
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