韓国のヒップホップサバイバル番組『高等ラッパー』で名を馳せたラッパーが、男児へのわいせつ行為の罪で裁判を受けた。
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ラッパーのA氏は2021年、釜山市海雲台（プサンシ・ヘウンデ）一帯でとある男児の身体の一部を触った疑いで起訴された。A氏は過去、『高等ラッパー』に出演し、数々の有名芸能人たちとともに音楽制作をした人物だ。
A氏は4月27日、性的暴力犯罪の処罰などに関する特例法違反の疑いで、全州（チョンジュ）地方裁判所第11刑事部の法廷に出廷した。
A氏の弁護人は法廷で、「被告は当時、犯行理由について“便を取って食べようとお尻を触った”という理解しがたい供述をした」とし、「当時、心身微弱の状態だった」と述べた。
続いて「昨年6月、重い精神障害の判定を受け、精神病院に約70日間入院した。このような事情からすると、この事件の犯行も心身微弱の状態で至ったと見ることができる」と弁論している。
また「女性の身体を掴んだり殴ったりするなどの醜行とは質的に異なり、比較的軽微な犯行だ」とし、「被告人は大麻と関連して捜査を受けてはいるが、以前にいかなる刑事罰も受けたことがない初犯だ」と強調した。
これに対して検察は、A氏に懲役5年を求刑した。
A氏に対する判決公判は、来る6月初頭に開かれる予定だ。
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