麻薬類投薬販売の疑いで起訴された韓国ラッパーA氏(26)が、「ヒップホップクルーにいい印象を与えるために麻薬をするようになった」と陳述したが、結局控訴審でも懲役2年6カ月の実刑を言い渡された。
12月24日、韓国法曹界によると、A氏は2020年12月11日未明、ソウル麻浦区(マポグ)の音楽スタジオで麻薬性鎮痛剤パッチを誤用した。また、同年7~12月には、高速バスの手荷物宅配などを利用して麻薬類製品を受け取ったあと、これらを知人に販売して金銭を受け取っていたことも明らかになっている。
また検察は、同時期にA氏が自宅で大麻を喫煙していたと明らかに。A氏はかつて、コカインの投薬などで懲役1年、執行猶予2年の判決を受けたこともある。
麻薬類管理に関する法律違反の疑いで起訴されたA氏は法廷で、「死ぬほど厳しい禁断症状があった。ヒップホップクルーにいい印象を与えるために麻薬をするようになり、ヒップホップと断絶されれば再び手を出すことはない」と主張した。
しかし、裁判部は「何度も麻薬類に手を出し、知人に販売までするなど罪質が重い」とし、一審で懲役2年6カ月を言い渡した。
控訴審でもまた、「原審の刑は法律上、処断刑の最下限にあるため、減刑の余地がない」として、控訴を棄却した。
複数のシングル曲を発表していたA氏は、ケーブルテレビのラップバトル番組にも少しだけ出演していた人物だという。
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