K-POPスターの地位が高まったことで、過激ファンを退けるための警護が必須となった。だが最近、保護するためとはいえ、ファンに暴言や暴力を行使する過剰なケースが問題視されている。
12月18日、ネット上では、ボーイズグループBOYNEXTDOORのボディーガードの過剰警護を収めた映像が拡散された。
映像には、BOYNEXTDOORを撮影していた女性を、黒いスーツを着た男性が押した様子が収められていた。この女性は重心を崩して倒れたが、暴力を行使した男性は手助けせず、平然と歩き始めたのだった。
9月には、SEVENTEENのボディーガードと思われる人物が、空港でファンにタメ口で叫ぶ映像が公開されたりもした。
当時、情報提供者が公開した映像には、SEVENTEENのS.COUPSが車椅子に乗って仁川(インチョン)国際空港へと入ってくる姿が捉えられていた。この過程でボディーガードと推定される男性が、「出てきて、出てきてください、出てこい!」とファンにタメ口で叫んでいた。
そのほかにも7月には、&TEAMのボディーガードが空港でファンを威嚇し、利用客に不快感を与えるという事件もあった。
3グループの共通点は、いずれもHYBEに所属していることだ。同社は問題が起こる度に、広報を通じて「同じ問題が再発しないよう、警護人材に対するガイドと教育を強化する」と発信するだけだった。
このようなケースがある一方で、ファンへの過剰警護を制止したアーティストもいる。
歌手IUの場合、空港に集まったファンをボディーガードが押した際、手を振りながらファンを押さないよう制止した。情報提供者は当時の状況について、「IUがボディーガードに“そんなにたくさん押さないでください”と話していた」とし、「一部のファンと報道陣が人波に押されて倒れると、大丈夫かと尋ねたりもした」と伝えた。
またイ・ジュノは今年8月、金浦(キンポ)空港を訪れた際、ボディーガードに近くにいた子供に気をつけろというようなジェスチャーをし、危険な状況のなかで守ったことがある。
いずれにせよ、ボディーガードもファンに怪我をさせようとしているわけではないはずだ。ファンも自制し、互いにリスペクト精神を持つことが問題の解決策になるだろう。
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