理不尽にドラマを降板させられたと主張した韓国俳優が、さらに暴露を続けている。
キャスティングと関連してパワハラ被害を暴露した俳優ホ・ジョンミン（40）が被害を受けた俳優の実名まで公開したのだ。
5月17日、ホ・ジョンミンは自身のインスタグラムに「10年前の今頃、KBSドラマのミニシリーズの本読み室に、うれしい気持ちで走っていった。このドラマで成功する、私の夢が叶う！と。だが、3階の廊下に見知らぬ男が出てきて、“コ俳優”の襟首をつかんで隅の部屋に連れていった」と、過去に体験したことを打ち明けた。
彼は、「その男はこのドラマ制作会社の代表なのだが、自分がちょっと海外出張に行ったとき、お前たちのような奴らを監督が勝手にキャスティングして怒りがわくと言っていた。それから私の手垢がついた台本、コ俳優の台本をその場で奪い、“これはお前たちにできる役割ではない。後で成功してからまた来い”と言った。後に私の役を見てみると、アイドルがやっていた」と説明した。
続けて「力のなかったコ俳優と私は、KBSの隣の居酒屋でわあわあ泣きながらお酒ばかり飲んだ。代表という奴に台本を奪われないようにしていたコ俳優の手の震えを忘れられない」とし、「10年が過ぎたのに率直に言って、私の小さな石ころがこんなに大きくなるとは思わなかった。一日中、戸惑った。でもどうせこうなったのだから、ただ訴えるつもりだ。いい加減にしろよ。そのコ俳優は韓国が代表する俳優となり、私は自分を捨てた」と苦々しい心境を吐露した。
特にホ・ジョンミンは文章公開後、インスタグラムストーリーを通じて暴露文に登場する「コ俳優」とやりとりしたメッセージを公開したりもした。「コ俳優」の正体は、映画『犯罪都市3』の公開を控えていたコ・ギュピルだった。
ホ・ジョンミンは「ギュピル。私のインスタ記事のコ俳優は君だ。言及してごめんね。君が消せというなら消すよ」とメッセージを送った。これに対してコ・ギュピルは「大丈夫。さあ頑張って。近いうちに焼酎を飲もう」と慰め、ホ・ジョンミンは「ありがとう」と返した。
先立ってホ・ジョンミンは、KBS2の新しい週末ドラマ『ヒョシムの各自図生』（原題）のキャスティングと関連した暴露で注目を集めた。出演が決まっていたドラマから突然降板させられたという主張だ。
彼は「2カ月間準備した。ところが作家さんが俳優ホ・ジョンミンは嫌いだと言ってしまうのですね？会ってもいなかったのに、どうして…。私がブサイクだからですか。礼儀がないからですか。演技ができないんですか。準備期間の2カ月と、これからの日々はどうなりますか」と悔しさを訴えた。
続いてドラマのタイトルを言及し、「黙っていろと言うな。私はこのどん底に、これ以上の興味がない、年寄りたちめ。降ろすのであれば適切な釈明と理由、謝罪がなければならない。この年寄りたちが。じゃあ、お前本当に××、年寄り認証。さようなら」と、感情を爆発させた。
しかし『ヒョシムの各自図生』の制作側は、「キム・ヒョンイル監督とホ・ジョンミン俳優が3月末にただ一度、ミーティングを行ったのは事実だが、制作陣の議論の結果、劇中キャラクターと俳優のイメージが合わないという結論に至った。2週間後の4月中旬、マネジメントに上記の事実を知らせた」と、淡々と公式立場を伝えた。
するとホ・ジョンミンは追加で文章を載せ、「だから整理をすると、最初はキャスティングされたのだが作家さんの介入はなく、ただスタッフの判断でキャスティングが白紙にされただけで、私は遅れて通知を受けて、狂った××のように投稿して大騒ぎしたんですね」と述べた。
そして「スタッフ、俳優の皆様に深くお詫び申し上げます。ドラマの成功を祈りながら、私はこれで失礼します。スタッフの深い遺憾、謙虚に受け入れます」と、言葉としては謝罪を伝えた。その一方で「さようなら、結局謝罪はひとつもないね」と苦々しい心境を表わしたりもした。
ホ・ジョンミンのキャスティングと関連した暴露が今後も続くのか、大きな注目が集まっている。
（記事提供＝OSEN）
◇ホ・ジョンミン プロフィール
1982年11月11日生まれ。1995年のドラマ『砂時計』でデビュー。2000年から翌年までは音楽グループ「moonchild」のメンバーとして活動した。これまで『兄嫁は19歳』『また!?オ・ヘヨン～僕が愛した未来～』『ゴー・バック夫婦』『恋慕』『メンタルコーチ チェガル・ギル』など数多くのドラマに出演。他にも映画やミュージカル、演劇と幅広く活動している。
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