飲酒運転で芸能活動からの一時退出を余儀なくされ、生活苦に苦しんでいると明らかにした女優キム・セロンが近況を公開した。
キム・セロンは3月11日、自身のSNSアカウントにカフェでアルバイト中の写真を掲載した。
キム・セロンは昨年5月、飲酒状態で運転していたところ、変圧器、ガードレールなどに衝突する事故を起こした。当時、彼女の血中アルコール濃度は0.227%で、免許取り消し水準の3倍に達する数値だった。
以後、キム・セロンは所属事務所を通じて、生活が難しくなったのでカフェでアルバイトをしていると明らかにしたことがある。
写真には、チェーンのコーヒー店で、髪を結んでユニフォームを着たキム・セロンの姿が確認できる。また、暗い照明の下でパンを作る姿も公開された。
ただ、これに対してキム・セロンが生活に苦労しているという主張を証明するためのものだという解釈も出ている。
3月8日に開かれた飲酒運転疑惑の初公判でもキム・セロンの弁護人は「被告人は幼い家長として家族を扶養している。莫大な被害賠償金支給で経済的困難に陥っており、キム・セロン家族もまた生活苦に陥っている」として善処を訴えた。
しかし、ネチズンたちはキム・セロンが裁判のために大手法律事務所の代表弁護士を選任したこと、過去の様々なバラエティ番組で高価な外車や住まいを紹介していたことなどを挙げて、キム・セロンの生活苦という訴えに共感できない様子だ。
弱り目にたたり目で、パンを焼く写真では衛生帽を着用しないまま髪の毛が出ていることから、「衛生問題」を指摘する声もあがっている。
なお、キム・セロンの宣告公判は4月5日に開かれる。
◇キム・セロン プロフィール
2000年7月31日生まれ。9歳から子役として活動を始め、スクリーンデビューとなった2009年公開の主演映画『冬の小鳥』では孤児院に捨てられた少女を熱演。カンヌ国際映画祭に韓国の役者史上最年少で招待された。2010年に公開された『アジョシ』ではウォンビンと共演し、大韓民国映画大賞新人女優賞を最年少で受賞した。現在は実力派女優として多方面に活躍。特に、2019年に韓国で放送されたドラマ『レバレッジ:詐欺操作団』では、凄腕の女泥棒役を見事に演じて魅力的な姿を披露した。
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