韓国で1980年代に一世を風靡したヒョンデ(旧ヒュンダイ表記)の“車”がタイトルの『ステラ SEOUL MISSION』。人生崖っぷち主人公×廃車目前のレトロカーの”怒りの疾走”は、興行でも粘りの走りを見せ、2週に渡り韓国映画1位を獲得した。
社長に任されたスーパーカーを親友に持ち逃げされ、87年製のステラで親友を追う人生崖っぷち主人公のヨンベをソン・ホジュン、ヨンベを窮地に陥れる親友ドンシクをイ・ギュヒョン、ヨンベを追う社長をホ・ソンテが演じる。
この度、日本公開に先駆け、本編映像が解禁となった。
スーパーカーを奪った犯人と目され、ソ社長と手下たちに追われるヨンベ。父の遺したオンボロ車・ステラで逃げるが、ステラは言うことを聞かず、不要なライトを点灯し、スピードも全く出ない。焦れるヨンベだが、すぐに社長一向に後ろまで追いつかれてしまう。対向車に気を取られているさなか、なんと前の車が急停車。ハイビームで煽られていると誤解した運転手と柔道選手が、ヨンベにいちゃもんを付けるために下りてきたのだった。窓を閉じたまま謝り続け、なんとかやり過ごそうとするヨンベ。
しかし「ヨンベに用があるのは我々の方だ」 とソ社長の手下どもが運転手らに言い募り、運転手をノックアウトする…!?「どんな展開だよ」とヨンベ自身がつぶやく通り、ヤクザ顔負けの強面たちVS屈強な柔道選手たちの主人公そっちのけの闘いが、いま始まる!ステラのカーステレオから流れるBGMは、リリース当時の1993年に当時を席巻したヒップホップデュオ、DUESによる「僕に振り向いて」。果たして、勝者不明のこの闘いの行方はどうなるのか。
のどかな田園風景に似合わぬ、本格的でスピード感あふれるアクションシーンが繰り広げられる本編。アクション監督は『犯罪都市』『新感染 ファイナル・エクスプレス』など、アクション映画ファンを唸らせる作品の数々を手掛けたチョン・ジェヒョン。緊迫感のあるアクションシーンに定評のある彼の演出により、あっと目を奪われるようなシーンが続々と展開される。本編への期待が高まる映像だ。
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