韓国で大ヒット中の”最恐”ホラー『ランジョン』、作品へのこだわりをタイ監督が熱く語った

2021年07月31日 映画 #韓国映画
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映画『心霊写真』のバンジョン・ピサヤタナクーン監督が、映画『ランジョン』(原題)を通じて韓国の観客に自らの存在感を刻み込んだ。

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映画『哭声/コクソン』ナ・ホンジン監督の企画と、『心霊写真』バンジョン・ピサヤタナクーン監督の演出で話題を集めた『ランジョン』は、話題作であり問題作として観客に深い印象を与えた。

スリルと物寂しさ、奇妙さの駆け引きを繰り広げる『ランジョン』は、好き嫌いが分かれる場面もあったが、公開から4日間で損益分岐点である観客動員数40万人を突破した。80万人突破も目前にしており、『モガディシュ』(原題)、『謗法:在此矣」(原題)、『ボス・ベイビー ファミリー・ミッション』など国内外を問わない、大作の公開ラッシュでも上位圏にランクされている。

(写真提供=ShowBox)バンジョン・ピサヤタナクーン監督

タイのバンジョン・ピサヤタナクーン監督は「韓国という大きな舞台で作品を披露できて光栄だ。始めてナ・ホンジン監督と仕事をすると知ったときは信じられなかった。監督の大ファンとして“これは実話か?”と興奮し、緊張感があった。ご一緒することで重圧感、圧迫感があった。コロナ禍の状況で同じ場所で働くことができず、お互いに映像でコミュニケーションを取っていたため、ナ監督が望んでいることを私がきちんと理解できているのかという心配もあった」と率直に話した。

シナリオ原案を見て感じたことは

バンジョン・ピサヤタナクーン監督は「原案を受けとったとき、ドラマチックな一人の女性の一生だと思った。異常症候群が現れたことでまったく別人に急変するドラマチックなストーリーが印象深かった」とし、「映画が韓国で紹介されてから私が予想していた期待以上の反応に感謝している。あまりにも怖くて映画館を出たり入ったりしたという反応もあったが、うれしかった」と語った。

しかし、劇中の人物が残酷で残酷なことも全身で経験するシーンに関しては、様々な意見が共存した。彼は「かなり悩んだ。映画的に必要な場面だけを入れようと努力した。撮影の仕方についてもかなり悩んだ」とし、「韓国チームの役割が重要であり、明確だった。ナ・ホンジン監督がこの映画のすべてのプロデュースを引き受けてくださった。監督が所属している会社とタイ会社の協業、すべての部分で韓国チームとタイチームが協業して良い作品が出せたと思う」と満足げだった。

映画はタイのシャーマニズムを基盤に展開されていく。そのためバンジョン・ピサヤタナクーン監督は、タイ各地の巫女30人余りに会って直接取材したという。彼は「実はタイのシャーマニズムについてよく知らなかった。“自分にできるだろうか”という気持ちがあった。しかし、長くリサーチしながら、タイのシャーマニズムを知るようになり、さらに興味深くなった。韓国のシャーマニズムとタイのシャーマニズムの共通点が多いこともわかった。原案の骨格は維持しながら、調査したディテールが原案に染み込んでいると考えればいいだろう」と説明した。

キャスティングの理由は?

俳優たちのリアリティを生かすためにもキャスティングの段階から多くの努力を傾けた。同監督は「キャスティングに前提条件があった。リアリティを高めるために有名ではなく、顔の知られていない俳優でなければならなかった。それでもシナリオの内容は難しくて実力者たちが必要だった。演劇俳優たちの中から選ぼうという意見が出て、とても多くのオーディションを通じてキャスティングした。パワフルなキャスティングを完成させることができた、キャスティング後も俳優たちとのワークショップで場面ごとにどのようにリアリティを生かして実際のレベルに合った演技をするかについて意見調整を通じて作品を作った」と話した。

韓国で大ヒット中の『ランジョン』

幼い頃からホラー映画が好きだった少年は、今やタイを越えて韓国にまで影響力を及ぼすホラー物職人に成長した。バンジョン・ピサヤタナクーン監督は「幼い頃の経験が映画を作るのに役立つようだ」とし、「しかしナ・ホンジン監督の映画を見て悟った点も多い。新しい時代のホラー映画は差別化されてユニークだ。徐々に恐怖を感じさせるのが新たな作り手としての挑戦だったようだ。だから私にも今回の作品は意味がある」と話した。

最後にバンジョン・ピサヤタナクーン監督は「今回の映画を通じて伝えようとしたのは、タイ人はこれまで多くの信仰が混在しているということだ。ナ・ホンジン監督と意見が一致したのは、従来のホラー映画のように恐怖だけを与えるのではなく、観客に本人が持っている信念について振り返る機会を与えたいと考えて作った」と映画のメッセージを伝えた。

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