『コクソン』監督と『心霊写真』監督がタッグを組んだ超級ホラー映画、日本など全世界50カ国に販売

2021年07月18日 映画

韓国映画『哭声/コクソン』のナ・ホンジン監督と、タイ映画『心霊写真』のバンジョン・ピサンタナクーン監督がタッグを組んだ傑作ホラー映画『ランジョン』(邦題『女神の継承』)が、アジア圏を飛び越えて海外50カ国で販売される快挙を成し遂げた。

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“ランジョン”とは、タイの言葉で“巫女”を意味する。本作は、シャーマニズムが受け継がれているタイの山奥の巫女一族の3カ月間の記録を描いた作品だ。

『ランジョン』の海外セールスを担当しているファインカット側は、「本作が日本、台湾、香港、シンガポール、インドネシア、ベトナム、カンボジアなどアジア主要国をはじめ、フランス、ドイツ、スイス、オーストリアなど、ヨーロッパとフランス言語圏の様々な国まで海外50カ国余りに販売された」と明らかにした。さらに、英米圏を含む他の主要国との契約も最終段階として、世界のあらゆる国で『ランジョン』が公開されるという期待を高めている。

日本公開が待たれる『ランジョン』

『ランジョン』はナ・ホンジン監督が企画・製作し、タイホラー映画の新しい地平を切り開いた『心霊写真』のバンジョン・ピサヤタナクーン監督が演出を担当。2人の名監督がタッグを組むという話題だけで制作当初から海外の熱い関心を集めた。

7月15日に開催されたアジア最大のファンタスティック映画祭である第25回富川国際ファンタスティック映画祭では、国際競争セクションである富川チョイス長編部門「作品賞(Best of Bucheon)」を受賞し、再び世界の注目を集めている。

韓国では封切りからチケット販売率1位を堅守するだけではなく、世界的ヒット作『ブラック・ウィドウ』を超え、2日連続ボックスオフィス1位になり、口コミブームを巻き起こしている。

『ランジョン』は、韓国内の爆発的なヒットに続き、アジア、ヨーロッパへの販売を決めたことで、全世界に熱い反応を呼び起こすものと期待される。

シンガポール配給会社のゴールデンビレッジ関係者は、「バンジョン・ピサンタナクーン監督とナ・ホンジン監督の驚くべきコラボレーションがこれまで劇場で体験したことのないアジアホラーの精髄を盛り込めると期待している」と伝えた。また台湾配給会社のムービークラウドの関係者も「2人の監督の前作に続いて披露される『ランジョン』は、異色のホラー映画であり台湾の観客に衝撃を与えている」と述べた。

『ランジョン』は韓国内で「青少年観覧不可」(R19指定)となっており、オンライン上には「予想以上に怖かった」という意見が多く上がるほど、恐怖度の高い作品となっている。

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