インフルエンザと肺炎による合併症でこの世を去った台湾人女優・徐熙媛(バービィー・スー)さんが、日本旅行中に病院を4回訪問していたことがわかった。
2月3日、『NOW news』などの台湾メディアが報じたところによると、徐熙媛さんはこの世を去る前に病院を4回訪問したという。
中国のとあるネットユーザーは、SNS上で自身が徐熙媛さんら家族のツアーを担当したガイドだと主張し、同メディアの報道内容の信憑性を強調した。
多くの海外メディアは、「徐熙媛は1月29日に日本に到着した時点で風邪の症状があった。彼女は体調が悪いことを感じ、31日夜に救急車で運ばれた。旅行途中に病院に行って臨時検診を受け、インフルエンザと診断された」と報じた。
検診の際、徐熙媛さんはより大きな病院で診察を受けることを勧められたが、本人は処方薬を飲んで状態が好転したとし、これを受け入れなかったとされている。
元芸能記者でユーチューバーのイ・ジンホも、自身のYouTubeチャンネルで徐熙媛さんの悲報を取り上げ、「徐熙媛氏は普段から体調がとても良いわけではなかった。普段も拒食症などによって、体調が非常に悪い状況だった。こうした状態で思いがけずインフルエンザにかかり、この世を去ったものとみられる」と伝えた。
徐熙媛さんの家族は全員日本に滞在しており、葬儀は日本で行われる。日本で火葬された後、遺骨を台湾に持ち帰る予定だ。
1976年10月6日生まれの徐熙媛さんは、1994年に妹の徐煕娣とともにアイドルデュオ「S.O.S(シスター・オブ・スー)」として歌手デビュー。翌1995年には日本デビューも果たし、3枚の日本盤CDアルバムをリリースするなど多彩な活動を繰り広げた。
その後はバラエティ番組MCやエッセイ、作詞などマルチタレントとして活躍した傍ら、女優としてさまざまな台湾ドラマ・映画に出演。2001年には“台湾版花より男子”ことドラマ『流星花園 ~花より男子~』でヒロイン・牧野つくし役を演じた。
以降も、『戦神 ~Mars~』『ホントの恋の*見つけかた』『泡沫の夏~トライアングル・ラブ~』などのドラマ、『シルク』『カンフーシェフ』『コネクテッド』『ホット・サマー・デイズ』『レイン・オブ・アサシン』などの映画に出演した。
私生活では、2011年に事業家の汪小菲(ワン・シャオフェイ)と結婚し、1男1女をもうけたが2021年に離婚。翌2022年3月に韓国人歌手ク・ジュンヨプと再婚した。
ク・ジュンヨプと徐熙媛は20年前に恋人関係だったが、1年で破局した過去がある。ただ、徐熙媛の離婚を聞いてク・ジュンヨプが彼女に連絡したことをきっかけに、2人は劇的にゴールインすることになった。
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