元韓国代表女性アスリートの再婚相手と知られたが…“性別も嘘”と発覚した詐欺師に懲役20年求刑

2024年10月31日 話題

元フェンシング韓国代表ナム・ヒョニの“再婚男性”として知られるも、自身を「財閥3世」と詐称して数十億ウォン(日本円=約数億円)台の投資詐欺などを行ったチョン・チョンジョに、検察が控訴審で懲役20年を求刑した。

【写真】ナム・ヒョニ、“性的関係”時の状況を告白「男だった」

10月31日、ソウル高裁・刑事13部(ペク・ガンジン、キム・ソニ、イ・インス部長判事)の審理で行われた公判で、検察はチョン・チョンジョに懲役20年を宣告するよう裁判所に要請した。

チョン・チョンジョは最終陳述で、「罪を犯せばいつか必ず罰を受け、代価を払うことになるということを骨身に染みて感じている。被害者の方々に本当に誤ったことをしてしまった。すべての方々に許されるまで、最後まで頭を下げて許しを請う」と述べた。

また、「自分から被害を受けたという方々に対するメディアの報道を見ると恐ろしくて怖くて、この世からいなくなりたくほどに苦しく、限りなく恥ずかしい。自分はとにかく罪を犯した人間なので、反省し、被害の回復をするために努力しなければならないと思う」と伝えた。

チョン・チョンジョは去る2022年4月から2023年10月にかけて、講演などを通じて知り合った27人から「投資金」という名目で約30億ウォン(約3億3292万円)を騙し取った容疑疑惑(特定経済犯罪加重処罰法上の詐欺)で拘束起訴され、今年2月の1審で懲役12年を宣告された。

当時、チョン・チョンジョは被害者に合わせて性別を変えて詐欺を行ったとされている。アプリを利用し、結婚を望む裕福な20代女性のふりをし、妊娠と結婚費用と称して数億ウォンを騙し取ったかと思えば、別の相手には男性になりすまし、大金を騙し取っていたという。

また、結婚を前提に交際していた元フェンシング女子韓国代表ナム・ヒョニの中学生の甥に暴行・脅迫した疑い(児童福祉法違反)などで追加起訴され、今年9月にソウル東部地裁で懲役4年を追加で言い渡されている。

控訴審裁判所はチョン・チョンジョの要請により、詐欺事件に児童福祉法違反事件を併合して審理することを決めた経緯がある。

チョン・チョンジョ
(写真提供=YONHAP NEWS/アフロ)チョン・チョンジョ

チョン・チョンジョの控訴審の宣告結果は、11月21日に出る予定だ。

詐欺師すら騙す韓国稀代の20代詐欺師チョン・チョンジョ…“性別”まで操る驚きの手法

再婚相手は詐欺師…騙されたナム・ヒョニ、性的関係時の状況を告白「男性だった」

詐欺師と再婚予定だったナム・ヒョニ、共犯の容疑も「私じゃない!」と怒り

前へ

1 / 1

次へ

RELATION関連記事

RANKINGアクセスランキング

PHOTO写真

TOPIC「BTS」特集