詐欺容疑で立件された元フェンシング韓国代表のナム・ヒョニが、元恋人のチョン・チョンジョに対して再び怒りをあらわにした。
【写真】ナム・ヒョニ、“性的関係”時の状況を告白「男だった」
ナム・ヒョニは11月14日、自身のインスタグラムに「これは私が返事したものではありません。私がしばらく席を外したとき、私の携帯を使ったんですね。ふぅ、本当に…」と書き、画像を1枚掲載した。
その画像はファンとのメッセージのやり取りをキャプチャしたもの。10月24日、とあるファンがナム・ヒョニに、チョン・チョンジョの“性別”について「あの人は女です」と警戒心を持つよう強調しており、ナム・ヒョニも「はい、ありがとうございます」と答えていた。
しかし、この返信はナム・ヒョニ自身が送ったものではないというのだ。主語はないが、ナム・ヒョニは元恋人チョン・チョンジョが自分のふりをして返事をしたと見ているようだ。
また、誰かに向けられた怒りのメッセージもナム・ヒョニのアカウントから転送されたが、これもナム・ヒョニは「これも私ではありません!!!私のインスタグラムDMを許可なく使用しました」と、チョン・チョンジョへの怒りをあらわにした。
チョン・チョンジョは現在、特定経済犯罪加重処罰法上の詐欺容疑で拘束されている状況だ。
そんななかでナム・ヒョニは、チョン・チョンジョの詐欺の共犯者ではないかという疑惑を受けている。警察は、チョン・チョンジョを相手に告訴、告発および陳情された事件17件のうち、2件でナム・ヒョニが共犯と指摘されているため、被疑者として立件したと明らかにした。
現在、ナム・ヒョニには国外出国禁止措置が下されている。
ナム・ヒョニは11月6日、警察に出頭して10時間に近い調査を受けた。調査でナム・ヒョニは自身の容疑を積極的に否認したという。
ナム・ヒョニ側は「チョン・チョンジョの詐欺行為をまったく知らず、チョン・チョンジョに利用された」と反論し、チョン・チョンジョからプレゼントされた高価な外車1台を警察に任意提出した。貴金属やブランド品など48点も押収された状態だ。
ナム・ヒョニも自らSNSを通じて「私がなぜチョン・チョンジョと一緒に詐欺を働くのですか。私が死なないと終わらないのですか。私が死んだら人々が私の悔しさを認めてくれるでしょうか」などと伝え、共犯者という疑惑を積極的に否認した。
続いて彼女は「はい。チョン・チョンジョと一緒に過ごしたのは事実です。そうです!ところで、チョン・チョンジョが徹底的に隠したことを、詐欺師なのかどうかを、私がどうやって知るのですか。私がチョン・チョンジョの上にいるそうですが、私が詐欺を働いたことがありますか。聞きたいですね」とし、「選手村で20年間、韓国代表として夜明けから夜まで運動ばかりしてきました。本当に知らなかったんですよ!」と悔しさを爆発させた。
一方で、拘束前のチョン・チョンジョは『気になる話Y』(SBS)制作陣に会い、「自分の疑惑をすべて話せばナム・ヒョニがゴミになり、私だけが生きることになるが、憂慮されるのは、ただ私がずっと悪い人になってこそ、あの人も生きるということだ。私に対する疑惑が事実かどうかに関係なく出てこそ、ナム・ヒョニも生きられると思うのだ」などと語った。
なおナム・ヒョニは去る10月、15歳年下の“事業家”チョン・チョンジョと来年1月に再婚すると発表した。しかし再婚発表後、各種オンラインではチョン・チョンジョの“性別”をめぐる議論や過去の犯行などが言及され、疑惑があふれた。
最終的に、チョン・チョンジョが男女の性別を使い分けながら詐欺した前科が明らかとなった。またチョン・チョンジョは投資金の名目で巨額を騙し取った容疑で拘束され、検察に送致された。現在、被害者数は23人、被害規模は28億ウォン(約2億8000万円)を超えると見られている。
(記事提供=OSEN)
◇ナム・ヒョニ プロフィール
1981年9月29日生まれ。韓国・京畿道出身。身長154cm。大韓民国の元フェンシング選手。オリンピックは過去4大会に出場し、2008年北京大会で個人銀メダル、2012年ロンドン大会で団体銅メダルを獲得した。2011年に元自転車競技韓国代表のコン・ヒョソクと結婚、2013年4月に第一子となる娘が誕生したが、2022年8月に離婚を発表した。現在はソウル江南区でフェンシング教室「ナム・ヒョニ・インターナショナル・フェンシングアカデミー」を運営している。
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