ADOR代表復帰に失敗した“NewJeansの母”ことミン・ヒジン氏が、親会社HYBE相手に提起した仮処分申請を却下された後、自身の心境を明かした。
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ミン・ヒジン氏は10月29日午後、音楽評論家キム・ヨンデ氏のYouTubeチャンネル「キム・ヨンデのSchool of Music」のライブ配信に生出演し、今回の訴訟に対する立場を明かした。
同日、ソウル中央地裁・民事合議50部(キム・サンフン首席部長判事)は、ミン・ヒジン氏が「ADORの代表取締役に再び選任せよ」としてHYBEを相手取って提出した仮処分申請に対して、「却下」という決定を下した。
ここでの「却下」とは、請求が法律の要件に合わなかった場合、本人判断をせずに事件を終結させる手続きで、裁判所はHYBEに軍配を上げることとなった。
これに先立ち今年5月、ミン・ヒジン氏がHYBE相手に提起した議決権行使禁止仮処分訴訟については引用の判断が下されたが、今回は正反対の結果が出た。
今回の決定に、HYBEは「賢明な判断に感謝している。HYBEは今回の決定をきっかけに、ADORの正常化、マルチレーベルの高度化、アーティスト活動のサポートに最善を尽くす」と伝えている。
一方、ミン・ヒジン氏は「キム・ヨンデのSchool of Music」のライブ配信で、「(今回の仮処分は)前例がなく、勝訴(仮処分の引用決定)の確率を10~20%程度と見ていた。それでも、私の立場としては、HYBEにチャンスをもう一度与えると思った。このようにでも一度折れたら、プライドのために受け入れられないことも受け入れることができるのではないかと思った。自分の潔白も明らかにできるから」と主張した。
続けて、「私は彼ら(HYBE)の主張のように、(会社を)出ようとしたことがない。私はおかしなフレームに何度も苦しめられており、濡れ衣を着せられているので、潔白を見せなければならなかった」と、改めて悔しさを吐露した。
ADOR取締役会は8月27日、ミン・ヒジン氏を代表から解任し、新代表としてキム・ジュヨン社内取締役(HYBE最高人事責任者)を選任した。
また、10月17日には臨時株主総会を開き、ミン・ヒジン氏を社内取締役に再選任する案件を通過させたが、ミン・ヒジン氏側は代表取締役職の復帰を主張している。
そんなミン・ヒジン氏は現在、自身が脅迫と尾行の被害に遭っていることを主張。「先日、尾行された。タクシーの運転手が教えてくれてわかった。おかしいと思って経路を変えてみたが、それでもついてきた。降りて写真も撮ったし、車のナンバーも調べてすぐに警察に通報した」とし、「私は殺害の脅迫も受けた。ただ、私が死ぬ運命ではないようだ」と告白した。
その一方で、HYBEとの確執が続くなかでも、NewJeansはもちろん、兵役のため入隊中のBTS・Vと現在も親交があることを強調した。
ミン・ヒジン氏によると、「Vが時々、軍隊から電話をくれる。“軍隊にいるのが正しいのか”と思うほどだ。(確執が)初めて起きて時間が少し経ったとき、(Vが)自分もいつ連絡しなければならないのかと心配したそうだ」という。
続けて、「(Vが)誕生日に、軍隊から夜明けに“誕生日おめでとう”とメールを送ってくれた。この子は本当に優しい子だ。本当に感動した。優しい心があってこそ、そうなるのではないか。本当にありがたかった」と、Vとの親交を示した。
ミン・ヒジンは昨年8月、Vが入隊前にリリースしたソロアルバム『Layover』で音楽やダンス、デザインなど政策全般をプロデュースしていた。
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