韓国の公共放送「KBS」が“でたらめ”な韓国国旗を使用した件について、大学教授が一喝している。
日本で「終戦の日」と呼ばれる8月15日は、韓国では「日本の植民地支配から解放されたことを祝う日」として“光復節(クァンボクチョル)”とされている。
そんな8月15日午前、KBS1では『第79周年光復節慶祝式』が生中継されたのだが、直前の天気予報が物議を醸した。
気象キャスターがソウルの天気を紹介する際、画面の左側には片手に韓国国旗を持ったキャラクターの姿が登場。だが、国旗に描かれている“乾坤坎離”(赤と青の部分)が反転していた。
これに対して誠信女子大学のソ・ギョンドク教授は「多くのネットユーザーが情報提供してくれたおかげで知り、国旗のグラフィックが誤って使われたことを確認することができた」と述べた。
このほかにも、KBSは光復節が始まる15日0時から『KBS中継席』(原題)を放送したのだが、こちらも物議を醸した。
同番組は、文化芸術の全部門にわたり公演やイベントを録画・解説し、演奏者へのインタビューも同時に放送することで、高級文化の大衆化に寄与しようという趣旨の番組だ。
そして、8月15日の放送では、去る6月29日の「第15回韓国オペラフェスティバル」で上演されたオペラ『蝶々夫人』が録画中継された。
しかし、『蝶々夫人』は19世紀の日本が舞台で、着物や国家の『君が代』などが出てくるオペラであるため、わざわざ光復節に放送することは不適切ではないかという批判も提起されている。
ソ教授は『蝶々夫人』の放送に対しても言及。「1月、KBS1の『ニュース9』では、韓国の独島が日本の排他的経済水域内に含まれたグラフィック地図を使って論難になった経緯がある」と指摘し、「視聴者たちには放送ミスに関する謝罪をするとともに、公共放送で二度とこのようなことが再発しないよう、一層注意を払わなければならない」と強調した。
(記事提供=OSEN)
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