高校時代に“イジメ加害者”だったという容疑で起訴された韓国プロ野球・斗山(トゥサン)ベアーズのイ・ヨンハ投手(26)が、二審でも無罪を言い渡された。
ソウル西部地裁・刑事控訴2-2部は6月13日、特殊暴行・強要・恐喝の疑いで裁判に付されたイ・ヨンハの控訴審で、検事の控訴を受け入れず無罪を宣告した。
昨年5月に行われた一審に続いての無罪宣告だ。
当時、一審で裁判所は「公訴が合理的に疑いの余地がないほど証明されたとは見難い」として無罪を宣告。検察は事実誤認、法理の誤解を理由に控訴したが、13日には「被害者の陳述を見ても、当時、このような犯行がなされたとは見難い」として、「公訴に対する犯罪の証明がなく、無罪を宣告しなければならないと見られる」と説明している。
イ・ヨンハの疑惑は、高校時代の後輩Aが「イ・ヨンハと彼の同級生であるキム・デヒョン(LGツインズ所属)が高校時代、野球部の後輩を殴って羞恥心を感じさせた」とスポーツ倫理センターに通報したことから始まった。警察はスポーツ倫理センターの捜査依頼を受けて調査に着手した。
遅々として進まない長い裁判の末、キム・デヒョンは先に無罪判決を受けている。一、二審で無罪を宣告されたキム・デヒョンは、検察が上告を諦め、疑惑を完全に払しょくしていた。
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