韓国代表FWオ・セフン(25、FC町田ゼルビア)が軽傷を負った模様だ。
韓国代表は来る6月11日、ホームのソウルワールドカップ競技場で行われる北中米W杯アジア2次予選グループC最終節で中国代表と対戦する。
5試合終えて4勝1分(勝ち点13)の韓国は、すでに首位通過が確定している。
一方、中国は2勝2分1敗(勝ち点8)で2位とするも、3位のタイ(勝ち点5)とわずか3ポイント差。得失点差も3点しか変わらないため、最終節の結果次第で順位が入れ替わる可能性は十分にあり得る。タイも11日、すでに最下位での敗退が確定しているシンガポールとホームで対戦する。
韓国としては“消化試合”と言える一戦だが、油断はできない。本来であれば、新戦力を起用するなど余裕あるチームマネジメントが考えられるが、今回の中国戦は軽視できない。
韓国は現在、FIFAランキングで23位とし、アジアサッカー連盟(AFC)加盟国では日本(18位)、イラン(20位)に次いで3番手として居る。ただ、4番手のオーストラリアが同24位とし、韓国を猛追している状況だ。
オーストラリアと韓国のポイント差はわずかに「0.03」だ。韓国としては、勝利すれば無条件でアジア3番手を維持できる。
また、この順位によって次の3次予選(最終予選)の難易度も決まる。
9月から始まる3次予選では、FIFAランキング上位3チームがポット1に振り分けられる。
計18チームが参加する3次予選は、6チームずつ3グループに分かれて行われ、各組上位1~2位の計6チームが本大会出場権を得る。仮にポット2に入れば、日本などと同組に入る可能性もあるだけに、韓国としては最終節も気を抜くわけにはいかない。
なお、9日に高陽(コヤン)総合運動場で行われた練習では、選手のメディア対応を経て16時30分からトレーニングがスタートした。
ただ、この日のチーム練習には招集メンバー23人が集まらなかった。
約1年3カ月ぶりに代表復帰した元京都サンガF.C.、ジュビロ磐田、ヴィッセル神戸のMFチョン・ウヨン(34)と、去る6日のシンガポール戦でA代表デビューを果たしたオ・セフンの2人がチーム練習に参加できず、室内練習をこなした。
韓国サッカー協会(KFA)の関係者によると、2人は軽傷のためチーム練習を回避したという。
ただし、「両選手ともに深刻な負傷ではなく、試合出場のために行う回復トレーニングだ」とし、2人の負傷程度については「チョン・ウヨンは前回の試合中に左足首を少し痛め、オ・セフンはジャンプした際に左太ももを少し痛めた。(現時点で)本来のコンディションではない」と説明していた。
(記事提供=OSEN)
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