10大会連続五輪出場に向けたU-23韓国代表の“旅程”が始まる。
ファン・ソンホン監督率いるU-23韓国代表は4月5日、仁川(インチョン)空港を通じてUAE・ドバイへ出国した。
U-23韓国代表はパリ五輪アジア最終予選を兼ねたU-23アジアカップに出場する。同大会では上位3カ国までが本大会にストレートインし、4位国はアフリカU-23ネイションズカップ4位国ギニアとの大陸間プレーオフに進む。
ただ出発当日、海外派の一人でA代表のアジアカップにも出場したMFヤン・ヒョンジュン(22、セルティック)がチーム事情による招集不可能が発表。代替選手としてMFホン・シフ(23、仁川ユナイテッド)が合流した。
出国前、報道陣の取材に応じたファン・ソンホン監督は「プレッシャーはある。非常に難しい大会になることが予想される」とし、「代表メンバー全員が、10大会連続五輪出場権を獲得して帰ることができるよう、渾身の力を尽くす。多くの応援と激励をお願いする」と意気込みを伝えた。
「目標は当然、優勝だ。練習で選手たちの目を見て確認した。もちろん、優勝のためには最後まで最善を尽くさなければならない」
そう語ったファン・ソンホン監督は、グループ最終節で戦う大岩剛監督率いるU-23日本代表にも言及。「日本の最終メンバーを見たが、以前からチェックし続けた選手たちの大部分が合流した。戦力は明らかに強い」と評価しつつも、「しっかり準備すれば勝つことができる。良い勝負になるはずだ」と力を込めた。
U-23韓国代表のキャプテンはDFピョン・ジュンス(22、光州FC)だ。
「緊張よりはワクワクと期待が大きい」と胸中を明かしたピョン・ジュンスは、「五輪出場権を獲得するという考えよりは、優勝を目標に大会で良い結果を出したい」と、あくまで“優勝が目標”だと強調した。
U-23韓国代表は3月、サウジアラビアで開催されたU-23西アジア選手権に招待出場し、タイ、サウジアラビア、オーストラリアを下して優勝を果たした。
ピョン・ジュンスは「サウジアラビアでの大会を通じて、互いに連携がよく合うと感じた。十分優勝できると思う」と、今大会に対する自信を示していた。
副主将はDFファン・ジェウォン(21、大邱FC)。昨年9~10月の杭州アジア大会では、日本との決勝で韓国の2得点に絡む活躍で金メダル獲得に貢献した右サイドバックだ。
「日本は強い相手だが、アジア大会決勝で勝利した」と振り返ったファン・ジェウォンは、「自分たちが十分に勝てるという自信がある」と、並々ならぬ決意を表していた。
なお、U-23韓国代表はU-23アジアカップグループステージで16日にUAEとの初戦を戦い、19日に中国、22日に日本と対戦する予定だ。
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