韓国代表内紛騒動、当事者イ・ガンイン謝罪「兄たちの言葉に従うべきだった…申し訳ございません」

サッカー韓国代表MFイ・ガンイン(22、パリ・サンジェルマン)が、アジアカップ期間に発生したFWソン・フンミン(31、トッテナム)との内紛騒動に言及した。

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イ・ガンインは2月14日、自身のインスタグラムを更新。

「アジアカップ準決勝前にソン・フンミン兄さんと口論したという記事が報じられました。いつも我々代表チームを応援してくださるサッカーファンに大きな失望を与えてしまいました。本当に申し訳ございませんでした」と書き出すと、次のように続けた。

「自分が先頭に立ってヒョン(兄)たちの言葉に従うべきだったのに、サッカーファンの方々に良くない姿を見せることになり、申し訳なさしかありません。自分に対し失望した多くの方々にお詫び申し上げます」

「これからはヒョンたちを助け、より良い選手、より良い人間になれるよう努力します」

ソン・フンミン、イ・ガンイン
ソン・フンミン(左)、イ・ガンイン

アジアカップ準決勝前夜に起きた“内紛”

これに先立ち、『デイリーメール』や『ザ・サン』などのイギリスメディアは、去る2月7日のアジアカップ準決勝ヨルダン代表戦前日に韓国代表内で選手同士が口論となり、その過程でソン・フンミンが指を負傷。準決勝当日やトッテナム復帰後のリーグ戦で右指にテーピングを巻いていた真相を明かした。

当時の情況は、準決勝前日の夕食時、イ・ガンインをはじめとする代表の一部若手選手が“卓球”をするために夕食を早く切り上げようとした。すると、キャプテンのソン・フンミンが食事の席を“団結”の意味と考え、イ・ガンインたちに再び戻ってくるよう要求。そこでお互いに言い争いとなった末、ソン・フンミンが指を痛めたという。

また、本紙『スポーツソウル』の取材によると、代表内の一部ベテラン選手がヨルダン戦前にユルゲン・クリンスマン監督のもとを訪れ、「イ・ガンインをメンバーから除外してほしい」と要請したことがわかった。

代表の事情に詳しい複数関係者も、「イ・ガンインのことを腹立たしく思ったベテラン数人が監督にメンバー除外を要請したのは事実」と話している。

クリンスマン監督、そして韓国サッカー協会(KFA)のチョン・モンギュ会長は現在、自分たちを取り巻く“解任要求”の世論に苦しんでいる。

クリンスマン監督は自宅のあるアメリカに帰り、チョン会長もいかなる立場を表明しないなか、KFAは15日にサッカー会館で戦力強化委員会を実施する予定だ。

(構成=ピッチコミュニケーションズ)

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◇イ・ガンイン プロフィール

2001年2月19日生まれ。韓国・仁川広域市出身。身長174cm。大韓民国のサッカー選手で、サッカー大韓民国代表。幼少期に出演したKBSサッカーバラエティ番組『飛べ、シュットリ』で類まれなる才能を発揮し、“神童”として一躍注目を集めた。2011年にスペインに渡りバレンシア下部組織に入団し、2018年10月にトップチームで公式戦デビュー。2021年夏にフリーでマジョルカに加入、2023年夏にフランスのパリ・サンジェルマンに完全移籍。マジョルカ時代の同僚である日本代表MF久保建英(レアル・ソシエダ)とは同じ2001年生まれで、普段から仲が良いことで知られている。

◇ソン・フンミン プロフィール

1992年7月8日生まれ。韓国・江原道出身。身長183cm。大韓民国のサッカー選手で、サッカー大韓民国代表キャプテン。小学校と中学校ではサッカー部に所属せず、韓国代表経験のある父ソン・ウンジョン氏から直接指導を受けていた。2010年にドイツ・ブンデスリーガのハンブルガーSVでプロデビュー。その後、2013年に移籍したバイエル・レバークーゼンで2年連続二桁ゴールを披露し、2015年にプレミアリーグのトッテナム・ホットスパーへと移籍。愛称は“Sonny(ソニー)”。

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