韓国代表、アジア杯期間“内部分裂”の真相…主将ソンの指負傷事件、ベテランの“若手除外要求”まで【独占】

アジアカップの大会期間、サッカー韓国代表で“内部分裂”があったことがわかった。

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韓国代表は去る2月7日(日本時間)、アジアカップ準決勝でヨルダン代表に0-2で敗れた。それも相手に17本のシュートを浴び、自軍は“枠内シュート0本”に終わるという屈辱の敗戦だった。

試合直後、キャプテンのFWソン・フンミン(31、トッテナム)は「自分が今後も代表でプレーをするべきか考えなければならない」と発言し、韓国国内をざわつかせた。自責の域を超え、代表引退を示唆する発言と捉えられたからだ。

また、MFイ・ガンイン(22、パリ・サンジェルマン)は「叱咤は自分にしてほしい。選手や監督を叱咤するのは正しくない」と声を上げた。

ただ、いずれも衝撃的な敗戦による一時的な感情から出た発言ではなかったようだ。

韓国代表
(写真提供=韓国サッカー協会)韓国代表

韓国代表“内部分裂”の発端は…

ヨルダン戦を翌日に控えた6日、韓国代表内部で亀裂が生じた。

イ・ガンインをはじめとするチーム内の若手選手たちが夕食を早めに切り上げ、卓球をしようと席を立った。

すると、ソン・フンミンが食事の席を“団結”の意味と考え、イ・ガンインたちに再び戻ってくるよう要求した。そこでは苦言も飛び出たという。

そして、この過程で一部選手と口論になり、ソン・フンミンは指を怪我してしまった。

ソン・フンミンがヨルダン戦や、トッテナム復帰戦となった11日のプレミアリーグ第24節ブライトン戦で指にテーピングを巻いていた理由もそこにある。

団体生活では多少の争いが発生することもあれば、和解することもある。とはいえ、試合前日という状況で起きたこともあり、完全な意味での“ワンチーム”になることができなかった。

ソン・フンミン、ユルゲン・クリンスマン監督
ソン・フンミン(左)、クリンスマン監督

そのうえ、本紙『スポーツソウル』が取材した結果、代表内のベテラン級選手の一部がヨルダン戦前にユルゲン・クリンスマン監督のもとを訪れ、「イ・ガンインをメンバーから除外してほしい」と要請したことがわかった。

代表の事情に詳しい複数関係者によると、「イ・ガンインのことを腹立たしく思ったベテラン数人が監督にメンバー除外を要請したのは事実」とし、「イ・ガンインに対する期待値があまりにも大きいクリンスマン監督としては、受け入れることが簡単ではなかっただろう」と伝えた。

結局、クリンスマン監督の“放任サッカー”はすでに破滅を迎えていた。

指揮官は昨年から韓国代表監督に就任以降、頻繁な“外遊”による職務怠慢騒動をはじめ、特定選手を中心とするゲームマネジメントで多くの批判を浴びている。細かい戦術や戦略もなく、ソン・フンミンやイ・ガンインなど個人技に優れた選手の能力を活かす“チア・リーダーシップ”に注力した。

イ・ガンインは前任のパウロ・ベント監督時代、当時から欧州でポテンシャルを発揮していたにもかかわらず、戦術的な理由などによって重用されなかった。ただ、クリンスマン監督就任以降はソン・フンミンをも超える存在となった。

問題は、彼らに代わる国内組などの視察を疎かにしたこと、プランBが皆無だったことだ。これらにより、韓国代表の結束力が大きく揺らぐ事態となった。

ユルゲン・クリンスマン監督、イ・ガンイン
クリンスマン監督(左)、イ・ガンイン

韓国代表では昨年11月に行われた中国代表との北中米W杯アジア2次予選の試合直後、ソン・フンミンやFWファン・ヒチャン(27、ウォルヴァーハンプトン)、DFキム・ミンジェ(27、バイエルン・ミュンヘン)など欧州組の選手が、所属チームに早期帰国できるよう自費でチャーター機をレンタルしたことがある。

当時、彼らの個人行動は国内組などほかの選手に相対的剥奪感を与えるのではないかと懸念の声につながった。クリンスマン監督はこれを受け入れ、配慮した。

また、アジアカップの決勝トーナメント以降には、練習中に主力選手Aが自身に強くタックルした国内組の先輩選手に食って掛かる場面があり、一部記者も目撃していた。

韓国サッカー協会(KFA)は13日、ソウル新門路(シンムンロ)のサッカー会館でアジアカップ評価役員会議を非公開で実施した。

会議にチョン・モンギュ会長は参加せず、キム・ジョングン常勤副会長が座長を務めた。ほか、チャン・ウェリョン副会長、チェ・ヨンイル副会長、マイケル・ミュラー戦力強化委員長、イ・イムセン技術委員長らが出席。2時間近く行われた会議は事実上の“クリンスマン監督解任決議”が繰り広げられた。

ユルゲン・クリンスマン監督
(写真提供=韓国サッカー協会)ユルゲン・クリンスマン監督

KFAは来る15日に戦力強化委員会を開く。アジアカップ直後、「国内に残って分析する」と話しながら、実際には自宅のあるアメリカに逃げるかのように去ったクリンスマン監督はオンラインで参加する。結局のところ、“クリンスマン・リスク”解決のカギはチョン・モンギュ会長に与えられる見通しだ。

サッカー界では、クリンスマン監督の解任理由については業務態度や“無色無臭”の戦術だけではなく、代表内部の亀裂を最も深刻に考えている。特定選手を中心としたチームマネジメントによって、一種の“派閥”が形成されてしまったという見方が強い。

代表チームの指導経験があるサッカー関係者のA氏は、「数年前からチームが“個人化”されているように感じる。(カタールW杯当時の)個人トレーナー問題もそうだが、規律がない。KFAも明確なガイドラインなく放置したままだ」と批判した。

(構成=ピッチコミュニケーションズ)

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