イングランド・プレミアリーグで好調を維持している韓国代表FWが激突する。果たして軍配はどちらに上がるのか。
11月11日21時30分(日本時間)、プレミアリーグ第12節のトッテナム対ウルヴァーハンプトンが行われる。
現在、トッテナムは8勝1敗2分の勝ち点26点で、首位マンチェスター・シティ(9勝2敗、勝ち点27)に肉薄。対するウルヴズは勝ち点12の14位と下位に沈んでいることから、浮上のきっかけを掴みたい。
今回の一戦はソン・フンミンとファン・ヒチャンの韓国代表FW対決が見どころだ。今季は両選手とも絶好調を維持しており、ソン・フンミンは8ゴールのリーグ得点ランク2位タイで、ファン・ヒチャンも6ゴールで6位タイに位置付けている。
だが、前節のチェルシー戦で今季リーグ初黒星を喫し、マンCに首位の座を譲ったトッテナムの状況は良くない。チェルシー戦のトッテナムは、DFのクリスティアン・ロメロがレッドカード、デスティニー・ウドジェがイエロー2枚で退場したことで自滅し、1-4の完敗を喫した。
それだけでなく、この試合ではDFミッキー・ファン・デ・フェンがハムストリングの負傷で交代しており、守備陣がスクランブル状態となっている。エースのソン・フンミンはフルタイム出場し、奮闘したものの、2人少ないチームを勝利に導くには、いささか負担が大きかった。
そのため、ウルヴズ戦の見通しも暗い。DFラインが崩壊した状況で代わりもおらず、ソン・フンミンにパスを供給するジェームズ・マディソンも出場が不透明だ。幸いなことは、マディソンの負傷状態は思ったよりも深刻ではないという点だ。
英『フットボールロンドン』は11月10日、「それでも幸いなことはマディソンの足首の負傷が深刻ではないという点だ。イングランド代表のガレス・サウスゲート監督が、マルタ、北マケドニアとの一戦を控え、マディソンの招集を前向きに検討している」と報道。サウスゲートは「マディソンの状態を見てチェックしている。まだ確信ではないが、ひとまず招集が有力だ。代表を構成することは非常に難しい。なぜなら、多くのクラブが選手に関する情報を提供するのに非常に敏感だからだ」と困難を訴えていた。
だが同日、マディソンの代表不参加が決定。そしてウルヴズ戦も欠場する可能性が高いとみられる。ソン・フンミンの負担はさらに重くなる見通しだ。
(記事提供=OSEN)
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