「まだ終わったわけではない」横浜FMナム・テヒ、ACL初戦大敗も前を向く「再び気を引き締めて…」

横浜F・マリノスの元韓国代表MFナム・テヒ(32)が、仁川(インチョン)ユナイテッドに4失点大敗したACL初戦を振り返った。

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横浜FMは9月19日、横浜国際総合競技場で行われたAFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループG第1節で仁川(インチョン)ユナイテッドに2-4で敗れた。

前半は2度のビハインドを背負いながらも、コーナーキックの2発で同点に追いついた横浜FM。しかし、後半は仁川が途中投入したブラジル人FWエルナンデス(24)の2ゴールを浴び、ホームで迎えたACL初戦をまさかの4失点で落とすことになった。

「サポーターの方々も失望したと思いますが…」

ナム・テヒはこの日、DF加藤聖(22)との交代で後半20分から途中出場。「簡単ではない試合でした。僕らが普段リーグ戦で戦う相手とは異なるカウンターサッカーを仁川がしましたが、今回は仁川がしっかり準備していたと思います。僕らにとって難しい試合でした」と敗戦を振り返った。

また、約25分間のプレータイムで2本のシュートを記録した自身のパフォーマンスについては「とても残念です」と厳しく自責。「同点の状況で投入され、変化を加えようと思ってプレーしましたが、チームに勝利をもたらすことができませんでした」と悔しい思いを吐露していた。

今回がプロデビュー以降、母国Kリーグのチームとの初対戦となったナム・テヒは、横浜FM相手にカウンターで4得点した仁川について「攻撃陣がかなり脅威でした。彼らはチャンスを上手く活かしましたし、一方で僕らはチャンスを活かせませんでした」とコメント。

それとともに、「ただ、まだ終わったわけではないですし、次にアウェイで仁川と戦うときはより一層準備して臨みたいです」とリベンジを誓った。両チームの再戦は来る11月28日の第5節、今度は仁川サッカー専用競技場で行われる予定だ。

(写真提供=松尾/アフロスポーツ)ナム・テヒ

仁川戦の黒星含め、直近6試合の公式戦で1勝1分4敗と苦戦が続く横浜FM。9月中のリーグ戦残り2試合では、24日にアウェイで3位・鹿島アントラーズ、29日にホームで首位・ヴィッセル神戸と重要な連戦を控えている。

「僕はこれまで西地区でACLを多く戦ってきましたが、こうして韓国のチーム対戦するのは初めてだったので、個人的にも楽しみな部分はありました。しかし今回、チームとして準備しただけのパフォーマンスを発揮することができず、サポーターの方々もチームに対して失望したと思います」

そう述べたナム・テヒは最後、「ここ最近、チームのパフォーマンスがあまり良くないですが、この先も重要な試合が多く残っています。もう一度気を引き締めて、しっかり準備していかなければと思います」と、シーズン終盤への思いを再度力を込めて伝えていた。

取材・文=姜 亨起(ピッチコミュニケーションズ)

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