「オオタニの打撃3冠は可能なのか?」韓国スポーツ紙も注目する大谷翔平の挑戦、その見解は…

大谷翔平(29、ロサンゼルス・エンゼルス)の“打撃3冠”の可能性に韓国も注目している。

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アメリカ現地メディアは、8月2日のトレード期限を控えて大谷のトレードの可能性を提起した。

エンゼルスは先発投手ルーカス・ジオリト(29)と中継ぎレイナルド・ロペス(29)をシカゴ・ホワイトソックスから獲得するなど、トレード期間に積極的な補強を行った。結局、大谷のトレード説も静まった。

しかし、エンゼルスはトレード終了以降で7連敗を喫し、ポストシーズン進出の可能性から大きく遠のいた。7ゲーム差からの逆転はほとんど不可能に近い。

このため、アメリカ現地で大谷関連の記事は自然と「打撃3冠の可能性」へと移り変わった。

『MLB.com』は前触れもなく大谷の打撃3冠王の可能性を提起した。メジャーの打撃3冠は至難の業だが、大谷だからこそ取り上げられた。

ニューヨーク・ヤンキースのアーロン・ジャッジ(31)も昨シーズン、打撃3冠王の可能性が多く伝えられたものの、最終的に首位打者のみ逃して3冠を達成できなかった。

現在の大谷は打率と打点でトップの座に立てていない。

9日のサンフランシスコ・ジャイアンツ戦で4打数1安打、1打点を記録した大谷の今季ア・リーグでの成績は、打率0.307(3位)、40本塁打(1位)、83打点(2位)だ。

最も首位が遠いのは打率だ。ア・リーグの打率トップは、同日のセントルイス・カージナルス戦で4打数4安打を記録したタンパベイ・レイズのヤンディ・ディアス(32)で0.322だ。2位はトロント・ブルージェイズのボー・ビシェット(25)が負傷離脱中ながら0.321で、上位を維持している。

本塁打数は断然トップだ。ア・リーグ内では2位のルイス・ロベルト(26、シカゴ・ホワイトソックス)が31本と、すでに9本差も離している。

ただ、メジャー全体ではアトランタ・ブレーブスのマット・オルソン(29)がナ・リーグ首位の39本で猛追している。

打点では、テキサス・レンジャーズのアドリス・ガルシア(30)が89打点を記録し、大谷と6打点差を離している。

(写真提供=USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)大谷翔平

打撃3冠王は歴代18人しか達成できなかった大記録だ。純粋な数字では16人だ。

元セントルイス・カージナルスのロジャース・ホーンズビー氏、元ボストン・レッドソックスのテッド・ウィリアムズ氏がそれぞれ2度している。

最後の打撃3冠王は2012年のミゲル・カブレラ(40、デトロイト・タイガース)だ。

ナ・リーグ内では、1937年に元カージナルスのジョー・メドウィック氏が達成して以降、86年間打撃3冠王が排出されていない。それほど難しいという傍証だ。

昨季に62本塁打、131打点と圧巻の数字を記録し、残すは打率のみとしていたジャッジも、シーズン終盤にミネソタ・ツインズのルイス・アラエス(26)の猛追を許し3冠を逃した。ジャッジは打率0.311、アラエスは打率0.316だった。

オフにマイアミ・マーリンズへトレードされたアラエスは、今季ここまで打率0.370を記録しており、2年連続首位打者に輝く可能性が非常に高い。

1900年以降、両リーグの首位打者に輝いた選手はニューヨーク・ヤンキースのD・J・ルメイユ(35)が唯一だ。今季、アラエスが史上2人目の主人公となる可能性が高い。

打撃3冠王の最大の難題は、首位打者と本塁打王を同時に達成することだ。

打率で重要なのはコンタクト、本塁打で重要なのはパワーヒッティングだ。並行は非常に難しい。

大谷は2018年のメジャー進出以降、今季を除いて一度も打率3割を記録したことがない。メジャーでは当初から本塁打を目標にしていたからだ。

メジャーの俗説の一つとして、「首位打者はセダンに乗り、本塁打王はリムジンに乗る」と言われている。首位打者がホームランバッターより年俸がはるかに少ないという意味だ。

イチローは日本で20本塁打以上を放った名スラッガーだった。しかし、メジャー進出以降は自身のアイデンティティとして“安打製造機”を確立した。イチローの1シーズン最多本塁打は15本だ。

それだけ、大谷の打撃3冠王への挑戦は険しい道ということだ。

(構成=ピッチコミュニケーションズ)

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