韓国プロサッカーKリーグの監督が、不正に金銭を受け取った疑惑で解任となった。
Kリーグ2(2部)の安山(アンサン)グリナースは6月22日、背任収賄容疑で検察の家宅捜索を受けたイム・ジョンホン監督を解任したことを発表した。
イム監督はかつてタイのネイビーFCを率いた2018~2019年頃、エージェントから数千万ウォン(日本円=約数百万円)を受け取り、選手2人を不正に選抜した疑いで検察の捜査を受けている。
安山は、「本件はイム監督が2018~2019年にタイのネイビーFCに監督として在職していた時期と関連した件で、現在のチームとは関連がないことをお知らせする」と伝えた。
また、「成績不振とともに、今回の事件によってクラブのイメージに大きなダメージを与えたイム監督と、これ以上同行することは難しいと判断した」と、解任の経緯を説明した。
イム監督は2022年シーズンにアシスタントコーチとして安山に合流した後、同年7月に当時の監督が辞任したことで監督代行に就任。翌8月、正式に監督に就任し、同年シーズンを12チーム中9位で終えていた。
ただ、今季は15試合消化時点で2勝4分9敗の勝ち点10で13チーム中12位。特に直近7試合は2分5敗と未勝利、うち直近4連敗中と不振が続いていた。
イム監督を急きょ解任した安山は、当分の間は監督代行体制でチームを運営する予定だ。
「チームの安定化のために最善を尽くす」と、安山はファン・サポーターに呼び掛けたが、現時点でコーチ陣の誰が監督代行を務めるかは決定していない。
(構成=ピッチコミュニケーションズ)
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