“傷”しか残らなかった試合だった。
U-24韓国代表は6月19日、中国・浙江省で行われたU-24中国代表との国際親善試合第2戦で0-1と敗れた。
試合結果よりも内容が残念だった。
去る15日の第1戦では韓国が3-1で勝利していたが、相手の中国はその敗戦を挽回するかのように、序盤から過激なプレーで韓国の選手たちを苦しめた。
足を上げた危険なタックルは基本で、ボールとは関係ない状況でも無理な体当たりを試みた。
結局、前半19分に主力FWチョ・ヨンウク（24、金泉尚武）がその“餌食”となった。空中戦の過程で相手が過激に競り合った結果、チョ・ヨンウクは危険な体勢でグラウンドに打ち付けられてプレー続行が不可能となり、交代を余儀なくされた。
また、後半15分にはFWコ・ヨンジュン（21、浦項スティーラース）も相手の危険なタックルで負傷し、交代となった。
チームにとって必要不可欠な攻撃陣2人が、相手の荒いプレーによって後退せざるを得なくなった。
韓国は第1戦でも負傷者を出していた。当時、2ゴールの活躍で韓国の勝利に貢献したFWオム・ウォンサン（24、蔚山現代）は、荒れた試合の過程で負傷し、早期帰国となった。
最終的に、前半45分に中国の先制ゴールを許した韓国は逆転することができなかった。中国の荒いプレーに苦しめられ、自分たちのペースを見つけにくい環境だった。
当然、チームとしてできなかったことがあるのは確かだが、正常なパフォーマンスを発揮するには中国の選手たちがあまりに悪意的に試合に臨んでいた。
中国のセットで構成された審判陣も未熟だった。中国の選手たちは終始激しいプレーを一貫していたが、これをコントロールすることができなかった。むしろ、より危険なプレーを助長するかのようだった。
U-24韓国代表にとっては悪夢のような中国遠征だった。
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