ナポリを33年ぶりセリエA王者に導き、自身も最優秀DFに輝いた韓国代表DFキム・ミンジェ(26)が凱旋帰国した。
キム・ミンジェは6月6日、仁川(インチョン)国際空港を通じて韓国に帰国した。
2022-2023シーズン、フェネルバフチェからナポリに加入したキム・ミンジェはセリエA初挑戦ながら圧巻の活躍を披露した。
すぐにナポリDFラインの中核と位置づけられ、リーグ戦35試合2ゴール2アシストを記録。35試合すべてが先発出場だった。ナポリの半世紀以上ぶりのセリエA優勝に大きく貢献したほか、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)でも存在感を発揮した。
何より、自身が今季セリエAの最優秀DFに選出されるなど、キム・ミンジェは2つの喜びを同時に味わった。アジア人選手で最優秀DFに選出されたのはキム・ミンジェが史上初だ。
最優秀DFの最終候補には、ナポリ同僚のイタリア代表DFジョヴァンニ・ディ・ロレンツォ(29)、ACミランのフランス代表DFテオ・エルナンデス(25)が選ばれていたが、キム・ミンジェの壁は越えられなかった。
最優秀DFの受賞は、「カテナチオ」に象徴される守備サッカーの本場セリエAでその実力を認められたと言えるだけに、受賞の意味はとてつもなく大きかった。キム・ミンジェは年間ベストイレブンにも選ばれた。
今季の全日程を終えたキム・ミンジェは同日、韓国に帰ってきた。
空港には100人近いファンがキム・ミンジェを待ちわびていた。韓国代表やナポリのユニホームはもちろん、Kリーグ時代に所属した全北現代(チョンブク・ヒョンデ)モータースのユニホームを持参したファンもいた。
予定より1時間遅れで姿を現したキム・ミンジェは、セリエAの優勝メダルを首にかけ、最優秀DFのトロフィーを手にして登場した。ファンは「KIM、KIM、KIM」と叫んで帰国を歓迎した。これはナポリのファンがキム・ミンジェを「KIM、KIM、KIM」と叫んで応援することにちなんでいる。
キム・ミンジェは帰国直後のインタビューで、セリエA初挑戦のシーズンを優勝で終えた感想について、「(シーズンが)慌ただしく過ぎ去った。それでも、目標はすべて達成できたと思う」と満足感を語っていた。
(構成=ピッチコミュニケーションズ)
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