Kリーグを管轄する韓国プロサッカー連盟は、5月20~21日に行われたKリーグ1(1部)、Kリーグ2(2部)第14節のMVP、ベストイレブン、ベストチーム、ベストマッチを発表した。
Kリーグ1第14節のMVPは全北現代(チョンブク・ヒョンデ)モータースのFWソン・ミンギュ(23)だ。
ソン・ミンギュは5月21日、全州(チョンジュ)ワールドカップ競技場で行われた全北対水原(スウォン)FCの試合で決勝ゴールを決め、チームの3-1の勝利に貢献した。
ソン・ミンギュは後半8分、DFキム・ムンファン(27)が右サイドから送った低めのグラウンダークロスから右足でシュートを放ち、全北の2得点目であり決勝点となるゴールを決めた。
ベストマッチは21日に水原(スウォン)ワールドカップ競技場で行われた水原三星(スウォン・サムスン)ブルーウィングス対蔚山現代(ウルサン・ヒョンデ)の試合だ。
同日の試合は蔚山のスウェーデン人MFグスタヴォ・ルドヴィグソン(29)が先制ゴールを決めた後、元川崎フロンターレ、ジェフユナイテッド市原・千葉、ツエーゲン金沢、ロアッソ熊本のFWアン・ビョンジュン(33)のゴールで水原三星が同点に追いつく。
その後、蔚山が元FC東京、大宮アルディージャ、ガンバ大阪のDFキム・ヨングォン(33)のゴールで一度勝ち越すも、元清水エスパルスのDFイ・キジェ(31)のゴールで水原三星がが再度同点に追いつくなど、両チームが熾烈な接戦を繰り広げた。
ただ、最後はハンガリー代表FWマルティン・アダム(28)のPKで再び勝ち越した蔚山が3-2で勝利した。
蔚山はこの日の勝利で6連勝に成功し、ベストチームに選ばれた。
また、ベストイレブンにはキム・ヨングォンのほか、敗れた水原三星からイ・キジェも選ばれていた。
Kリーグ2第14節のMVPは釜山(プサン)アイパークのFWキム・チャン(23)だ。
キム・チャンは5月21日、梁山(ヤンサン)総合運動場で行われた慶南(キョンナム)FC対釜山の試合で2ゴールを記録し、チームを2-1の勝利に導いた。
試合は前半を両者無得点で終えるも、後半14分にキム・チャンのゴールで釜山が先制。30分に慶南がFWモ・ジェヒョン(26)のゴールで同点に追いついたが、直後の32分にキム・チャンが決勝点を決めるなど、後半だけで計3ゴールが飛び交う激戦を繰り広げた。両チームの試合はベストマッチに選出された。
ベストチームはFC安養(アニャン)だ。安養は20日、安養総合運動場で行われた全南(チョンナム)ドラゴンズとの試合で、MFムン・ソンウ(20)とブラジル人MFアンドリゴ(28)のゴールで2-0の勝利を収めた。
なお、ベストイレブンには元愛媛FC、FC岐阜のGKパク・ソンス(27)なども選ばれていた。
Kリーグ1、Kリーグ2のベストイレブンは以下の通り。
◇
―Kリーグ1
FW:グスタヴォ・ルドヴィグソン(蔚山現代)、ソン・ミンギュ(全北現代モータース)
MF:ムン・ソンミン(全北現代モータース)、パク・ジンソプ(全北現代モータース)、パク・ヨンウ(蔚山現代)、コ・ジェヒョン(大邱FC)
DF:イ・キジェ(水原三星ブルーウィングス)、キム・ヨングォン(蔚山現代)、ホン・ジョンウン(大邱FC)、ファン・ジェウォン(大邱FC)
GK:ユ・サンフン(江原FC)
―Kリーグ2
FW:デニウソン(城南FC)、ロナン・ジェロニモ(ソウルイーランドFC)、キム・チャン(釜山アイパーク)
MF:クリスティ・マンジンガ(城南FC)、アンドリゴ(FC安養)、パク・セジク(忠南牙山FC)、ムン・ソンウ(FC安養)
DF:イ・ウンボム(忠南牙山FC)、イ・インジェ(ソウルイーランドFC)、キム・ヒョンジン(FC安養)
GK:パク・ソンス(FC安養)
(文=ピッチコミュニケーションズ)
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