Kリーグの全北現代(チョンブク・ヒョンデ)モータースが連敗を止めた。
全北は4月9日、全州(チョンジュ)W杯競技場で行われた仁川(インチョン)ユナイテッドとのKリーグ1第6ラウンドで2-0の勝利を収めた。
勝ち点3を追加した全北は9位から7位になった。
大邱FC、浦項スティーラーズに連敗し、1勝3敗1分けで序盤不振に陥った全北は、守備安定のために3バックを採用した3-4-3の布陣に。後半に勝負をかける作戦でもあった。
キム・サンシク監督の狙い通り、守備的には安定感があった。ただ、前半の45分ではシュートはたった2回しか記録できなかった。 前半40分に出たリュ・ジェムンのシュートが最初のシュートであるほど攻撃力が鈍かった。先発選手たちの威力が確実に落ちている印象だった。
後半開始と同時に全北は3人を交代した。グスタボとイ・ミニョク、ハン・ギョウォンが下がって、ハパ・シルバとソン・ミンギュ、イ・ドンジュンが投入された。キム・サンシク監督は後半に勝負に出た。
この作戦が的中。全北は後半12分で先制ゴールを決めたのだ。
ソン・ミンギュが左サイドから粘り強く攻撃を繰り広げ、天野純が得点に成功した。ペナルティーボックス内で高く浮いたボールを右足で合わせたシュートがネットを揺らして全北が先制した。
試合はその後、激しい中盤での争いから膠着状態が続いたが、それを打ち破ったのも全北だった。後半43分、ラファエル・シルバがカウンターから正確なシュートで追加点を決めた。
久しぶりに勝利した全北。一方の仁川は最近3試合で1分け2敗と不振が続く。
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