イ監督も沈痛な表情だった。帰国直後、報道陣の取材で最初に発した一言が「申し訳ありません」だった。
韓国代表は今回のWBCでベスト4進出を目標に掲げていたが、初戦でオーストラリアに7-8で敗れると、続く日本戦では4-13とあわやコールドゲームの惨敗。続くチェコ戦と中国戦では勝利を収めたが、最終結果は2勝2敗の3位で準々決勝進出に失敗した。
これにより、韓国代表は2013年、2017年に続き3大会連続での1次ラウンド敗退となった。
以下、イ・ガンチョル監督との一問一答。
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―帰国した今の心境は。
「申し訳ございません。申し訳ないという言葉しか出てこない」
―苦しい時間を送ったと思うが。
「ただ、何も思い浮かばない」
―帰国前、選手たちと交わした話は。
「一緒にいる間、本当にしっかり準備したし、選手たちは本当に歴代最大級に練習をたくさんしたと思う。選手たちが体を早く作ろうとした。結果がこのようになってしまったが、選手たちは本当によく頑張ったので、(批判は)選手たちには少し自制してほしい。
すべて私に非難をしてほしい。選手たちはこれからまたやきゅうをしなければならない。KBOリーグも戦わなければならない。この先、秋にはアジア大会もある。選手たちには良い言葉をかけてくれたらありがたい。私の力が至らず、このような結果となってしまった。私には非難しても良い。選手たちは(自分の技量を)発揮してくれた」
―これからも国際大会が控えているが。
「そこまで考える暇はない。選手たちは頑張った。良くやったが、少しだけ自分の技量を発揮できなかった。ソ・ヒョンジュンやイ・ウィリなど、若い選手たちが自身の分だけ投げられていれば、良い結果が出たはずだ。そのことは少し惜しいが、選手たちも残念なはずだ。
しっかり準備して、経験を積めば良い。アジア大会など、継続して国際大会を経験していけば、より一層自分の技量を発揮することができる。全員が優れた技量を持っている。発揮できなければそれも実力かもしれないが、経験を積んで、それを待ってくれれば、選手たちは上手く成長して良い結果を出せるだろう」
(記事提供=OSEN)