「最後まで最善を尽くした韓国代表の後輩たちに感謝の言葉を伝えたい。明らかに悪い試合内容もあったが、最後は韓国も上手くやれるという部分を見せてくれた。彼らは韓国野球の未来を明るく照らしてくれた」
とはいえ、期待以下の成績に残念がるファンの気持ちを知らないわけがない。イ・デホは「失望したファンもきっといるはずだ。しかし、野球の先輩として“応援してほしい”とお願いしたい。確かに良くない姿は見せたが、最後まで最善を尽くした姿に先輩として感謝している」と述べた。
韓国は初戦でオーストラリアに勝てなかったことが最大の敗因だった。そこで勝利を挙げていれば、状況は大きく変わっていただろう。
「初戦は本当に重要だ。私も代表で長くプレーしたが、本当にたくさん準備をしたとしても、緊張で震えるのが最初の試合だ」というイ・デホは、「初戦をモノにすることができず、流れが悪くなってしまった。ファンは怒る思いもあるだろうが、一生懸命準備した選手たちはもっと苦しいはずだ。まずは大会が終わったので、“お疲れ様”という言葉をかけてあげてほしい」と伝えた。
また、「今大会で多くのことを考え、多くのことを学んだと思う。どうすれば韓国野球が発展するのか、もっと良くなるのかを一人ひとりがもう一度考えて、野球を真摯に受け止めてほしい」と付け加えた。
韓国は今大会を通じ、日本野球との圧倒的な差を見せつけられた。そこで、現役時代に日本のプロ野球を経験したイ・デホは「韓日交流戦を通じて、選手たちが成長できる機会を設けなければならない」と提言する。
「日本とたくさん交流しなければならない。良いチーム、良い打者、良い投手を見て感じなければならない。相手がしていることを受け入れなければならない。必要な部分が何かを感じれば、もっと早く習得できるだろう」
イ・デホは最後に、「初めて解説をして未熟な部分も多かったと思うが、韓国代表を応援するためにここに来た。至らないところもあったが、最後まで最善を尽くした後輩たちに感謝の言葉を伝えたい」と述べた。
(記事提供=OSEN)