大活躍中の古橋亨梧を「高い壁」と韓国メディア…新加入オ・ヒョンギュは乗り越えられるのか

2023年02月10日 サッカー #欧州サッカー

無難に欧州の舞台で浸透している。今はインパクトを少しずつ残すときだ。

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今冬にスコットランドの名門セルティックに移籍した韓国代表FWオ・ヒョンギュ(21)は最近、3試合連続で途中出場からピッチを踏み、順調にチームに適応している。

これまで最も多くの時間をプレーしたのは、加入後2試合目だった2月2日のリヴィングストン戦で15分だった。

オ・ヒョンギュは3試合とも、センターフォワードで出場した日本代表FW古橋亨梧(28)のバックアップ要因として投入された。つまり、彼が主力の座を確保するには、古橋の高い壁を越えなければならないというわけだ。

先発ゼロも「焦る必要はない」と断言する理由

もっとも、今シーズンの残り期間に古橋をベンチに押し出すことは容易ではない。

古橋は今季リーグ戦で19ゴールを決め、得点ランキング首位を走っている。セルティックも彼の活躍によってリーグ首位を独走している。そんな状況で“絶対的スコアラー”の古橋を変える理由はない。

一時は浦和レッズ移籍も噂されたギリシャ代表FWギオルゴス、ギアクマキス(28)は、古橋とのポジション争いに敗れて新天地を求め、米メジャーリーグサッカー(MLS)のアトランタ・ユナイテッドに移籍した。セルティックはギアクマキスの代替者としてオ・ヒョンギュを獲得した。

オ・ヒョンギュは焦る必要はない。欧州において冬の選手獲得は“即戦力”的な補強とされるが、あくまでセルティックは未来を見据えた選択をした。

実際、古橋も昨季にセルティックに加入し、同年シーズンに12ゴールを記録すると、今季さらに爆発的な得点力を発揮し、たリーグの主要チームから関心を集めている。

セルティックは古橋が1995年生まれでサッカー選手として全盛期を過ごしているだけに、ふさわしい価値を提示するチームと交渉する可能性が高い。自然にバトンを受け継ぐものとみられるが、かといってチーム内に決まった席はない。

(写真提供=韓国サッカー協会)オ・ヒョンギュ

欧州の舞台でアジア人FWが生き残るためには、初期に与えられた時間に自分の価値を発揮しなければならない。

オ・ヒョンギュはデビュー戦となったダンディー・ユナイテッド戦で印象的なクロスを上げると、セント・ジョンストン戦では相手の退場を誘発するなど、着実に活躍を見せている。

セルティックは来る12日、スコティッシュカップ5回戦のセント・ミレン戦を控えている。セルティックはリーグ戦に続き、リーグカップとスコティッシュカップ含む3冠を狙っている。

セント・ミレン戦ではターンオーバーが行われ、これまで出場機会が少なかった“先発級”選手が先に出場するだろうという見解が出ている。オ・ヒョンギュもその一人だ。

リーグより負担が少ないスコティッシュカップで初先発のチャンスをつかみ、デビューゴールまで決められれば、新たな“セルティックマン”に生まれ変わるスピードも一層早くなる見通しだ。

(構成=ピッチコミュニケーションズ)

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