元ガンバ大阪ファン・ウィジョが今季2点目! 苦手なポジションを克服する得点だ

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ファン・ウィジョ(27・ボルドー)が“サイドアタッカー”として生まれ変わろうとしている。

10月6日、フランスのトゥールーズ・スタジアムでリーグ・アン第9節のトゥールーズ戦が行われた。ファン・ウィジョは2-0とリードして迎えた後半8分に追加点を挙げ、3-1の勝利に貢献した。リーグ2点目を決めるのに、実に41日もかかった。

【関連】ファン・ウィジョ、7試合1得点と苦戦も監督からは厚い信頼。なぜ?

ペナルティエリア外の左側でニコラ・ドゥ・プレヴィユからパスを受けたファン・ウィジョは、相手のマークが来ないのを見て右足を振りぬき、ゴール右隅へと突き刺した。虚を突かれたシュートに、トゥールーズの守護神バプディスト・レーネも棒立ちのまま反応できなかった。

この“ワンダーゴール”が喜ばしい理由は、ただ得点できたからではない。主戦場である最前線以外のポジションで起用されてから、初めてのゴールだったからだ。

ファン・ウィジョは今シーズンのリーグ9試合のうち、8試合で先発出場しながら、ほとんどの試合を2列目やサイドで出場している。

ワントップで出場した7月25日のディジョン戦で初ゴールを挙げ、サイドにポジションを移してからは、9月15日のFCメス戦でアシストを記録するも得点は決められなかった。だが、左ウィングで出場した今回のトゥールーズ戦では、サイド突破はもちろん中央にも切り込んでボルドーの攻撃をけん引し、自身も久しぶりにゴールをマークした。

(写真=ボルドー公式SNS)トゥールーズ戦で今季2点目を記録したファン・ウィジョ

これまでのキャリアを振り返ると、ファン・ウィジョは最前線で最も能力を発揮する選手だった。

Kリーグの城南FC時代はキム・ハクボム監督の下、左サイドで出場する機会が多かったが、持ち前の果敢な攻めは最前線でプレーしたときに相手の脅威となった。特に、ペナルティエリア内でのポジショニングや瞬発力が優れていると評価されてきた。

Jリーグのガンバ大阪移籍後も最前線で活躍し、能力をさらに伸ばしてきた。これを足掛かりに昨年のジャカルタ・アジア大会で韓国代表として金メダルを獲得すると、パウロ・ベント監督率いるA代表にも復帰した。ベント監督就任以降、ファン・ウィジョは代表戦17試合で9得点と、全24ゴールの37.5%に及ぶチーム最多得点を挙げている。

ボルドーの現状を見ると、今後も複数のポジションでの出場が濃厚のようだ。

ボルドーはシーズン序盤からMFやサイドバックの選手に負傷が相次ぎ、ベストメンバーを組めずにいる。ワントップのジミー・ブリアンも得点を量産しているが、34歳のベテランなだけに、体力的な限界もいずれ見えてくるだろう。

こうした状況で生まれる“空白”を、パウロ・ソウザ監督はファン・ウィジョの運動量でカバーしようという戦略をとっている。ファン・ウィジョとしては、監督の要求を忠実に遂行しながらも、チャンスをストライカーらしく決めきるほかない。

デビューシーズンから多くの課題を与えられているファン・ウィジョだが、序盤にして生き残る術を見つけ出したようだ。

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