短いプレータイムだったが存在感は十分だった。韓国代表FWオ・ヒョンギュ(21、セルティック)がスコットランドの舞台に立った。
【関連】日本人6人所属のセルティックが韓国代表FWを獲得した理由
セルティックは1月30日(日本時間)、アウェイのタナディス・パークで行われたスコティッシュ・プレミアシップ第23節のダンディー・ユナイテッド戦を2-0で勝利した。
これで21勝目を挙げたセルティックは勝ち点を61とし、2位レンジャーズ(勝ち点52)と9ポイント差の首位をキープした。
この試合でオ・ヒョンギュはベンチ入りした。まだチームに合流して間もなく、コンディションを引き上げる段階ではあったが、アンジェ・ポステコグルー監督はオ・ヒョンギュの起用を示唆していた。
セルティックは前半を無得点で折り返したが、後半に入り攻勢を強めた。後半6分、オーストラリア代表MFアーロン・ムーイ(32)のパスを受けたポルトガル人FWジョタ(23)が先制点を決めると、5分後の同11分にはムーイがPKで追加点を挙げ、点差を2点に広げた。
そして、オ・ヒョンギュは後半37分に日本代表FW古橋亨梧(28)との交代で途中出場した。ポジションは古橋と同じセンターフォワードに入った。
オ・ヒョンギュは豊富な運動量とフィジカルを活かし、相手DFと積極的にコンタクトを繰り広げた。果敢な突破から相手DFのファウルを誘い、イエローカードも誘発し、セルティックのファン・サポーターから拍手も受けた。
後半アディショナルタイムには右サイドから鋭いクロスを上げ、これに日本代表FW前田大然(25)が飛び込んだが、シュートは惜しくも枠外に外れ、デビュー戦でのアシスト獲得には失敗した。
これでオ・ヒョンギュは、元韓国代表MFキ・ソンヨン(34、FCソウル)、元同代表DFチャ・ドゥリ(42、引退)に次いで史上3人目、そして10年8カ月ぶりにセルティックのユニホームを着てプレーした韓国人選手となった。
なお、セルティックは来る2月2日に本拠地セルティック・パークで行われるスコティッシュ・プレミアシップ第24節でリヴィングストンと対戦する。
(構成=ピッチコミュニケーションズ)
Copyright @ 2018 Sportsseoul JAPAN All rights reserved.
前へ
次へ