キム・ウォンジュンは「代表に呼んでくださったことに感謝しています。韓国を代表するという思いで一歩も引くことなく、自信を持って試合に臨みます」と抱負を語った。
どんな状況でも逃げない投球をする強気のメンタルは、短期決戦で欠かすことのできない要素だ。速球と鋭く落ちるフォークボールを織り交ぜ、イニングを消化する能力も持っている。
「先月に(代表に選ばれるという)話を聞いて準備はしていました。コンディション管理もしっかりしています」とキム・ウォンジュンは言う。
実際、キム・ウォンジュンは社稷(サジク)総合運動場の補助競技場で最近行われた体力テストを無難にパスした。4000mの長距離ランニングの間も、表情が歪んだりペースが鈍くなったりすることなく走り切り、この期間で休まず練習したことを証明した。
キム・ウォンジュンは「母校で練習しながら体を作っていました。春季キャンプのためグアムに発ちますが、米アリゾナで始まる代表キャンプの前までコンディションを十分に引き上げます」と伝えた。
2020シーズンから3年連続で二桁セーブを記録し、ロッテの門番として活躍した経験を代表でも活かすつもりだ。
「特定のチームや選手をターゲットに大会に臨むことはありません」と断言したキム・ウォンジュンは、「メジャーリーグの選手が多く参加しますが、そのネームバリューにも気後れしない。監督から登板しろと言われれば、誰でも三振に仕留めるという覚悟で投げます」と自信を示した。
かつては192cmの長身と整ったルックスから「韓国のダルビッシュ有」とも呼ばれたキム・ウォンジュン。その大胆さが彼の最大の武器だ。
(構成=ピッチコミュニケーションズ)
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