アン・ドクス氏は12月6日、自身のSNSにソン・フンミン、ファン・ヒチャン、キム・ミンジェ、ファン・ウィジョ、キム・ヨングォン、キム・ジンス、チョン・ウヨンなど代表選手と一緒に撮影した集合写真とともに、意味深長な文章を投稿した。
トレーニングウェア姿の選手が写った写真は、韓国が劇的な決勝トーナメント進出を決めた3日のグループ最終戦ポルトガル戦の前日、アン・ドクス氏のほかソン・ヨンシク氏、イ・チョルヒ氏ら2人のトレーナーとともに宿泊していた2701号室で撮影されたものだ。
アン・ドクス氏は「ポルトガルとのグループ最終戦を控え、このままでは終われないと2701号室に集まった決意です。1人当たりケアの時間は短くて2時間、長くて3時間でした」と伝えた。
同氏はウルグアイ戦やガーナ戦などの試合後にも選手管理を担当していたことを明らかにした。「一日に一人が5~6人もケアすると、手がパンパンにむくむのは常でしたが、選手たちが流した汗の前では頭を下げるしかありませんでした」とアン・ドクス氏は綴る。
続けて、「2701号室では多くのことがありました。2701号室がなぜ生まれたのか…想像を絶する常識外のことがありました」とし、「2701号室は韓国サッカー協会と何の関連もありません。まったく助けられたこともありません」と伝えた。
アン・ドクス氏の投稿によると、2701号室はソン・フンミンの実父ソン・ウンジョン氏が用意した部屋とのことだ。代表選手の管理を担当する協会ではなく、なぜソン・フンミンが自費で部屋を探し、選手の管理を支援せざるを得なかったのかが疑問だ。
アン・ドクス氏は「どうか今回のことで反省し、改善してこそ、韓国サッカーの未来があります。私もプロサッカーチームで約20年近い時間を過ごした人間なので、韓国サッカーの未来を考えずにはいられませんでした。変わってください。そして、身内の優遇はやめてください」という書き込みを残した。
アン・ドクス氏は去る11月25日、グループ初戦のウルグアイ戦が終了した後にも「最後の試合のように戦った彼らに感謝と感動の拍手を送ります。残りのグループステージ2試合もしっかり準備できるようにこの身をを燃やしてみます。君たちが誇らしい」と綴るとともに、「#十匙一飯 #ハルマンハアン(“言いたいことは多いが言わないでおく”を意味する韓国語の略語)#カタールW杯」という投稿をしている。
グループ第2節のガーナ戦後には、「言いたいことはたくさんありますが、結果による責任が選手個々人に向けられるのであれば、私はW杯期間に自分が直接経験したすべての不条理と言葉にもならないことたち。私のSNSを見ていると聞きました。必ず見守っていてください」と暴露を予告していた。
なお、アン・ドクス氏がポルトガル戦前夜の写真とともに投稿した文章には、ソン・フンミンやファン・ウィジョ、キム・ジンスなどW杯出場選手のほか、キ・ソンヨンやキム・ミヌ、オ・ジェソクなど元代表選手も「いいね!」を押していた。
(構成=ピッチコミュニケーションズ)
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