「おお、フェイスガードだ!」
11月16日午前、カタール・ドーハのアル・エグラ・トレーニングセンターで行われたサッカー韓国代表のチーム練習。そこで、キャプテンのFWソン・フンミン(30、トッテナム)が黒いフェイスガードを取り出して着用すると、報道陣が一挙に忙しくなった。
言葉だけで聞いていたフェイスガードを始めて公開した瞬間だっただけに、絶対に見逃してはならない場面だった。写真記者、映像記者はもちろん、取材記者もソン・フンミンがフェイスガードを着用した姿から目を離すことはできなかった。
報道陣に公開された「15分」という短い練習時間の間、ソン・フンミンが歩き、走り、ボールをタッチするすべての瞬間を、カメラはもちろん目に収めなければならないためだ。もしかすると1シーンでも逃してしまうのではないかと、報道陣はかつてない集中力でソン・フンミンを観察していた。