ソン・フンミンは今月2日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)のマルセイユ戦で眼窩骨折の重傷を負った。試合から2日後の4日に手術を受け、無事に成功したが、現在は回復状況を見守っている状態だ。
そんななか、ソン・フンミンは9日に自身のインスタグラムを通じて、「たった1%の可能性でもあるのであれば、その可能性を信じて、残り少ない時間を前だけ見て走っていきます」とW杯出場に対する意志を強く示していた。
これに対しベント監督は、「ソン・フンミンはこれまで代表に招集されるたび、強い意志と熱望を示してきた。過去にも負傷をしたことはあったが、それでも出場しようという意志を表したこともあった。何も驚くことではない。(最終)メンバーに選ばれるだろう」と、絶対的エースでもあるキャプテンに対する厚い信頼を示した。
それでも、「状況は容易ではない。ソン・フンミンが最大限回復できるよう、適応などさまざまなことを考慮するだろう。全員に対し最善な選択をすることが重要だ」と強調した。
ベント監督が望むのは“善意の競争”だ。W杯最終メンバー26人はアイスランド戦翌日の12日に発表される。
ベント監督は「これまで(選手たちが)チームに見せてくれた姿はありがたかった。満足以上の感情を抱いている。だが、すべての選手がともにすることはできない」とし、「別の要素も含めて総合的に分析しながら、全員にとって最善になる選択をする」と付け加えた。
なお、アイスランド戦ではDFキム・ジンス(30、全北現代モータース)が右ハムストリング負傷による回復中のため、出場することができない。
ベント監督は「(キム・ジンスは)負傷でトレーニングができなかった。明日の試合も出場できないだろう」と伝えた。
韓国代表は11日のアイスランド戦、12日のメンバー発表以降、14日に開催地カタールへ出発。欧州組とは現地で合流する。
グループステージでは24日にウルグアイ代表、28日にガーナ代表、12月3日にポルトガル代表と対戦する予定だ。