本日（8月22日）、日本の埼玉スタジアム2002で開催されるアジア・チャンピオンズリーグ（ACL）決勝トーナメント準々決勝では、ヴィッセル神戸と全北現代（チョンブク・ヒョンデ）モータースが激突する。
去る18日に行われた1回戦では、大邱（テグ）FCとの同国対決を延長戦までもつれる激闘の末、延長後半アディショナルタイムのMFキム・ジンギュ（25）の勝ち越しゴールで2-1と制した全北現代。一方の神戸も、横浜F・マリノスとの同国対決を3-2で勝利した。ACLで全北現代と神戸が対戦するのは今回が初めてだ。
試合に先立ち、前日の21日に行われた記者会見には全北現代からキム・サンシク監督とMFキム・ジンギュ（25）が出席した。
現役時代、城南一和天馬（ソンナム・イルファ・チョンマ／現・城南FC）所属の2007年ACL準決勝で埼スタを経験したキム監督。その後も全北現代所属の2013年にはプレイングコーチ、2019年にはコーチとして訪れている。
埼スタでは2010年5月24日に行われた日本代表対韓国代表の親善試合でパク・チソンが、2013年4月3日に行われた浦和対全北現代のACLグループステージでイ・ドングッが、得点後に日本サポーターの前を通る“散歩セレモニー”を披露したことに言及し、「明日は全北現代の選手が“散歩セレモニー”をもう一度披露してほしい」と伝えた。
また、1回戦で途中出場から劇的な決勝点を決めたキム・ジンギュは、神戸の元スペイン代表MFイニエスタ（38）や今夏に仁川（インチョン）ユナイテッドから加入したモンテネグロ代表FWステファン・ムゴシャ（30）と関連し、「ムゴシャ選手はKリーグで良い活躍をした後、ヴィッセル神戸に移籍したが、全身が武器の選手だと思う。どの状況でも得点できる選手だと思うので、しっかり準備しなければならない。イニエスタ選手は幼い頃から自分のアイドルだった。試合前にもよく映像をたくさん見ていた選手だが、いざ対戦相手となれば最善を尽くす」と警戒していた。
以下、全北現代との一問一答。
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―試合に臨む覚悟は。
キム・サンシク監督「ベスト16を120分間戦い、選手たちが多くのエネルギーと汗を流してベスト8に進出した。ヴィッセル神戸を相手に迎え、全北現代は必ず勝利するという気持ちで試合を準備している。選手たちとともに切実な思いで試合を準備し、勝利できるようにしたい。明日も情熱と切実さを持って試合に臨む」
キム・ジンギュ「ベスト16で厳しい山場があったが、上手く乗り切ったと思う。神戸という良いチームと戦うことになるが、分析をしっかりしているし、選手たちとスタッフの皆もよく準備しているので、自分たちの望む目標を達成できるようにしたい」
―練習で選手たちに強調した点や、対戦相手の神戸で注目している選手は。
キム・サンシク監督「回復とトレーニングを同時に行わなければならないが、練習場への移動時間などもあって時間も多くない。それでも選手たちの目つきは生きており、やろうとする気持ちがいつにも増して強いようだ。ヴィッセル神戸の戦力を分析しながら、攻撃や守備でどのように対応するかを注文している。選手全員がベスト4入りを目指している信念があるので、良い試合ができると思う。何より、韓日戦なので最善を尽くして結果をもたらせるようにしたい。
神戸の10番である大迫勇也選手や、2番の飯野七聖選手の調子が良いように見える。また、ヴィッセル神戸の攻撃陣には欧州で活躍した選手が多いので、分析を通じて良い試合を展開できるようにしたい」
キム・ジンギュ「練習では回復に重点を置き、戦術的には詳細に相手の分析をした。ヴィッセル神戸は良い組織力を持っており、攻撃陣にも良い選手がたくさんいる」
―埼玉スタジアム2002には良い思い出がたくさんあるとのことだが。
キム・サンシク監督「選手時代に城南一和天馬（ソンナム・イルファ・チョンマ）所属で埼玉スタジアムを訪問したことがあり、全北現代所属ではイ・ドングッ選手が“散歩セレモニー”を披露した試合も含めて訪れたことがある。ここはパク・チソン選手も“散歩セレモニー”を行った場所であるが、明日は全北現代の選手が“散歩セレモニー”をもう一度披露してほしい」
―ヴィッセル神戸のイニエスタ選手やムゴシャ選手を相手することになるが。
キム・ジンギュ「ムゴシャ選手はKリーグで良い活躍をした後、ヴィッセル神戸に移籍したが、全身が武器の選手だと思う。どの状況でも得点できる選手だと思うので、しっかり準備しなければならない。イニエスタ選手は幼い頃から自分のアイドルだった。試合前にもよく映像をたくさん見ていた選手だが、いざ対戦相手となれば最善を尽くす」
（翻訳・編集＝ピッチコミュニケーションズ）
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