“Jリーグ勢対決”前に繰り広げられた“Kリーグ勢対決”の激闘…敗れた大邱FC「勝てた試合だった」【一問一答】

2022年08月19日 サッカー #ACL #Kリーグ

監督代行体制の大邱(テグ)FCが死闘を繰り広げるも、あと一歩のところで勝利を逃した。

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大邱FCは8月18日、日本の浦和駒場スタジアムで行われたアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)決勝トーナメント1回戦で全北現代(チョンブク・ヒョンデ)モータースとの“Kリーグ勢対決”を戦い、1-2で敗れた。

前半を0-0の無得点で折り返した大邱FCは、後半開始直後に全北現代の先制点を許すも、同10分にブラジル人FWゼカ(25)のゴールで同点に追いつく。その後、ゼカやDFチョン・テウク(25)ら主力選手が相次いで負傷交代となるなか延長戦に持ち込み、GKオ・スンフン(34)を中心に全北現代の猛攻を防いでいたが、延長後半アディショナルタイムに劇的な勝ち越しゴールを喫し、決勝トーナメントを初戦で去ることになった。

(写真提供=韓国プロサッカー連盟)激しく体をぶつけあう大邱FC(水色)と全北現代(緑)の選手

国内リーグ戦で直近4連敗の大邱FCは、今回のACL直前にアレシャンドレ・ガマ前監督が成績不振の責任を取って辞任し、アシスタントコーチのチェ・ウォングォン氏が監督代行を務める緊急事態に陥っていた。

それでも、Kリーグ5連覇中の全北現代と延長120分間の接戦を繰り広げた選手たちに対し、チェ・ウォングォン監督代行は試合後、「選手層も非常に薄く、負傷者もいる状態のなか、120分間走り抜いてくれた選手たちに感謝している。勝つことはできなかったが、今回の試合を通じてもう一度立ち上がる力が得られたと思う」と労いの言葉をかけていた。

なお、大邱FC対全北現代の試合後、埼玉スタジアム2002で行われたヴィッセル神戸対横浜F・マリノスの“Jリーグ勢対決”は神戸が3-2で勝利。横浜FMは水原三星(スウォン・サムスン)ブルーウィングスに敗れた前回出場の2020年大会に続き、再び決勝トーナメント1回戦敗退となった。

以下、チェ・ウォングォン監督代行との一問一答。

―今日の試合を振り返り。

「勝つために試合を戦ったし、勝てるという気持ちですべての選手が試合に臨んでくれた。実際、我々が勝つこともできた試合だった。選手層も非常に薄く、負傷者もいる状態のなか、120分間走り抜いてくれた選手たちに感謝している。勝つことはできなかったが、今回の試合を通じてもう一度立ち上がる力が得られたと思う」

―監督デビュー戦となった。今回の試合が自身の人生、また指導者生活においてどのように役に立つのか。

「負担があったのは事実だ。大きな試合だったのでとてつもないプレッシャーがあったが、この経験を通じて私が得られたことがとても多かった。勝つことができればより良かったが、敗戦を通じて得たものが多かったので、我々が成長できる試合になればと思う。監督の立場として準備をしてきたので、今回の試合を準備するにあたって大きな難しさはなかった。しかし、私がまだ能力が足りないので、選手たちの大きな助けになれなかったことが残念に思う」

(写真提供=韓国プロサッカー連盟)チェ・ウォングォン監督代行

―試合後、選手たちにはどんな言葉を伝えたのか。

「全北現代相手に素晴らしいパフォーマンスを見せてくれたと思うし、選手たちには称賛と激励をしてあげたい。むしろ、私の能力不足を選手たちに謝らなければならない。今日のようなパフォーマンスよりさらに良いパフォーマンスを見せてこそ、リーグ戦でも持ち直すことができると思う」

―延長戦前に負傷交代したチョン・テウクの状態はどうか。また、リーグ戦に向けた覚悟は。

「チョン・テウクはチームになくてはならない重要な選手であり、彼の役割を担える選手は多くない。筋肉の状態は治療を受けてチェックしてみなければわからないが、大きな負傷でないことを願っている。ただ、チョン・テウクがいなくてもチームには大切な選手たちがいるので、バックアップの選手をしっかり準備させ、大邱FCができるプレーを見せられるように準備する」

(翻訳・編集=ピッチコミュニケーションズ)

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