8月7日、味の素スタジアムで明治安田生命J1リーグ第24節のFC東京対清水エスパルスが行われ、アウェーの清水が2-0で勝利した。
前半を両者無得点で折り返した試合は、清水が後半12分にFWカルリーニョス・ジュニオ(27)のヘディングゴールで先制。同40分にはFWチアゴ・サンタナ(29)が追加点をマークし、2点差での勝利を果たした。
清水は昨年11月のアウェーゲームで0-4、今年5月のホームゲームで0-3と敗れていたFC東京相手に、リーグ戦3試合ぶりとなる白星を獲得。これで第24節を終えて5勝9分10敗の勝ち点24とし、18チーム中15位浮上で降格圏脱出に成功した。
試合後、清水のゼ・リカルド監督は「非常に難しいゲームだったが、全員が試合開始から終了までバランスと集中を保ち、ゲームをすることができた。それによって勝利を得ることができ、自信につながったことは良かった」と選手をたたえていた。
この試合では、清水のU-23韓国代表FWオ・セフン(23)がベンチ外だった。今季から清水に加入したオ・セフンは、前節のサガン鳥栖戦ではベンチ入りも出番がなく、今回のFC東京戦はメンバーにも名を連ねなかった。
同ポジションでは、今節の得点含め直近8試合6ゴール2アシストを記録しているサンタナや、今夏にラピド・ウィーンから完全移籍で3年ぶり古巣復帰を果たし、復帰初戦となった前節の鳥栖戦で得点を挙げたFW北川航也(26)などが存在感を発揮。一方、オ・セフンは現在までリーグ戦13試合出場でわずか1ゴールと、Kリーグ1(1部)の蔚山現代(ウルサン・ヒョンデ)所属で公式戦通算10ゴール4アシストを記録した昨季と比べると、厳しい状況が続いている。
清水は来る14日の第25節、アウェーのパナソニックスタジアム吹田でガンバ大阪と対戦する。去る4月10日にホームのIAIスタジアム日本平で行われた前回対戦ではオ・セフンがJ1初ゴールを記録。当時は結果として1-1の引き分けに終わっただけに、残留争いの大一番となる次節では、オ・セフンが出場機会を得るとともに、自身の活躍で清水に勝利をもたらせるかに注目したい。
(文=姜 亨起)
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