Kリーグを管轄する韓国プロサッカー連盟は、7月30~31日に行われたKリーグ1(1部)第25節、7月30日~8月1日に行われたKリーグ2(2部)第30節のMVP、ベストイレブン、ベストチーム、ベストマッチを発表した。
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Kリーグ1第25節のMVPは、城南(ソンナム)FCのDFパク・スイル(26)だ。
パク・スイルは7月30日、炭川(タンチョン)総合運動場で行われた仁川(インチョン)ユナイテッド戦で1ゴールを記録し、城南FCの3-1の勝利に貢献した。
この試合で先発出場したパク・スイルは、1-1の同点で迎えた後半23分、ペナルティエリア外から右足でミドルシュートを放ち、チームの2点目となるゴールを決めた。得点のほか、パク・スイルは左サイドで城南FCの攻撃をけん引し、勝利に貢献したことで、第25節のMVPに輝いた。
城南FC対仁川の試合は前半を両者無得点で終えるも、後半にDFクォン・ワンギュ(30)のゴールで城南FCが先制し、仁川がMFミン・ギョンヒョン(20)のゴールで同点に追いついた。その後、城南FCがパク・スイルの再勝ち越し弾に続き、MFク・ボンチョル(22)の追加点も決めるなど、後半だけで一挙4得点が飛び出た。
両チームが熾烈な攻防戦を繰り広げたこの試合は、第25節のベストマッチに選ばれ、9試合ぶりに勝利した城南FCはベストチームに選ばれた。
またベストイレブンには、7月30日の浦項(ポハン)スティーラース戦で後半37分にPKで逆転ゴールを決め、チームを2-1の勝利に導いた元FC東京のナ・サンホ(25、FCソウル)も選ばれていた。
Kリーグ2第30節のMVPは、安山(アンサン)グリナースのブラジル人MFチアゴ(26)だ。
チアゴは7月31日、安山ワースタジアムで行われた安山対全南(チョンナム)ドラゴンズの試合で2ゴールを決め、安山を3-0の勝利に導いた。
チアゴは安山が1-0でリードした後半22分、ペナルティエリア手前でブラジル人FWドゥアルテ(29)のパスを受けると、右足シュートで追加点を決めた。その4分後の後半26分には、再びドゥアルテからのパスを受け、自身2点目となるゴールに成功した。
第30節のベストチームはソウルイーランドFCだ。ソウルイーランドは8月1日、木洞(モクトン)総合運動場で行われた金浦(キムポ)FC戦でFWイ・ドンリュル(22)、FWキム・ジョンファン(25)、FWパク・ジュニョン(19)がゴールを決め、3-0で勝利した。ソウルイーランドは12試合ぶりの勝利を収めた。
第30節のベストマッチは、8月1日に富川(プチョン)総合運動場で行われた富川FC 1995対慶南(キョンナム)FCだ。この日は慶南がコ・ギョンミンのゴールで先制するも、以降、富川がFWキム・ホナム(33)、ブラジル人DFニルソン・ジュニア(33)、MFソン・ホンミン(26)のゴールで、3-1の逆転勝利に成功した。
またベストイレブンには、富川所属の元サガン鳥栖キム・ホナムとニルソンのほか、元ギラヴァンツ北九州のDFアン・ヨンギュ(32)らが選ばれた。
以下、Kリーグ1及びKリーグ2のベストイレブン。
◇
―Kリーグ1
FW:ナ・サンホ(FCソウル)、ムン・ソンミン(全北現代モータース)
MF:ク・ボンチョル(城南FC)、ミロシュ・ライコビッチ(城南FC)、ダニエウ・ペーニャ(大邱FC)、イ・チョンヨン(蔚山現代)
DF:パク・スイル(城南FC)、パク・ジンソプ(全北現代モータース)、クォン・ワンギュ(城南FC)、コ・グァンミン(FCソウル)
GK:チョ・ヒョヌ(蔚山現代)
―Kリーグ2
FW:ドゥアルテ(安山グリナース)、チアゴ(安山グリナース)、キム・ホナム(富川FC 1995)
MF:キム・ドンジン(FC安養)、キム・ジョンファン(ソウルイーランドFC)、オ・ジェヒョク(富川FC 1995)、アスナウィ・マンクアラム(安山グリナース)
DF:アン・ヨンギュ(光州FC)、キム・ヨンス(ソウルイーランドFC)、イ・チャンヨン(FC安養)
GK:キム・ギョンミン(光州FC)
(翻訳・編集=ピッチコミュニケーションズ)
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