柏レイソルの韓国代表GKキム・スンギュ(31)のサウジアラビア移籍が公式発表された。
サウジ・プロフェッショナルリーグのアル・シャバブは7月6日(日本時間)、キム・スンギュを完全移籍で獲得したことを発表した。契約期間は3年となる。
1990年9月30日生まれのキム・スンギュは、Kリーグの蔚山現代(ウルサン・ヒョンデ)ユース出身。中学卒業後の2006年に16歳の若さで異例のプロ契約を結び、2008年にプロデビューを飾ると、2013年の年間ベストイレブン選出など守護神として活躍。2015年までに通算118試合に出場した。
その後、2016年からJリーグのヴィッセル神戸に移籍し、2019年夏までの3年半でリーグ戦通算107試合に出場。2019年後半は古巣の蔚山現代に完全移籍で復帰し、リーグ戦16試合に出場した。
2020年からはJ1昇格の柏レイソルに移籍し、半年でJリーグに復帰。柏では2022年途中までに通算72試合に出場した。今季リーグ戦では開幕から全13試合先発出場を続けていたが、5月14日の第13節ガンバ大阪戦を最後に、以降はベンチ外の状況が続いていた。
柏でリーグ戦出場がなかった一方、6月の代表ウィークでは通常通り韓国代表に招集。同期間に行われた国際Aマッチ4連戦のうち、6月2日のブラジル代表戦含む3試合でゴールマウスを守っていた。
アル・シャバブはサウジアラビアの首都リヤドをホームタウンし、リーグ戦で6度の優勝を誇る名門クラブ。2022-2023シーズンのアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)にも出場しており、今年4月に行われたグループステージを5勝1分の首位で突破。来年2月には西地区の決勝トーナメントを控えている。
今回、アル・シャバブは柏と契約期間が1年残っていたキム・スンギュを獲得するため、推定100万ドル(日本円=約1億3520万円)とされるバイアウトの額を支払ったものとみられている。
なお、7月6日10時30分時点で、柏レイソル側からの公式発表はまだない。
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