タイで行われたAFCチャンピオンズリーグ(以下、ACL)のグループリーグで、浦和レッズなどを退けてグループFの1位になったKリーグの大邱(テグ)FC。昨年に続き2年連続ベスト16入りに成功したことは大きい。
ひとまず雰囲気転換に成功した。今季、アレシャンドレ・ガマ監督体制でスタートした大邱は、シーズン序盤のリーグ戦で振るわなかった。リーグ戦では9試合で2勝5敗2分け(勝ち点8)で10位。10ゴール15失点を記録中だ。
ACL出場前も仁川(インチョン)ユナイテッドと蔚山現代(ウルサン・ヒョンデ)に2連敗を喫し不振だった。
しかし、タイで6試合を行って4勝1敗1分けを記録し、転換点を作った。14ゴールを決めて失点は4つに過ぎなかった。
もう一つの収穫は外国人FWゼガの可能性の確認だ。エジガルの代替者として3月末に大邱に合流。リーグで2試合に出場し、PKで1ゴールを記録していたが、ACLグループリーグがゼガにとっての事実上の試験舞台だった。
ゼガはグループリーグの6試合にすべて出場し、6ゴールを決めた。左足と右足でそれぞれ2ゴールを決め、頭で1ゴール、そしてペナルティーキックだ。192センチの長身を活用した制空権はもちろん、ゴール前では高度なフィニッシュを見せてくれた。エースのセシーニャが負傷で欠場する状況で、ブルーノ・ラマスとともに攻撃の責任を負った。
ガマ監督は、「最も重要なことは、私たちがタイで成し遂げた関係だ。タイで私は選手たちとお互いをもっとよく理解してよく分かるようになった。選手たちは自信も得た。この雰囲気を続けたい。再び現実に戻り、Kリーグに集中したい」と強調した。
大邱は今月5月5日、敵地で挑む浦項スティーラーズとのリーグ戦を準備する。
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