元韓国代表MFキ・ソンヨン（33、FCソウル）が、試合中に悪口を言われたことを告白した。
キ・ソンヨンは去る3月1日に行われたKリーグ1（1部）第3節の城南（ソンナム）FC戦で、相手チームとの神経戦を繰り広げた。
実際、この日の試合は非常に荒れた展開となった。FCソウルは3人の選手がイエローカードを提示され、ファウル数も両チーム合わせて16回を記録したほどだ。
終始荒々しい雰囲気のなかで進められた試合は、後半の中盤以降から両チームの接触が激しくなり、終盤にはもみ合いになるほど苛烈となった。
当時、FCソウルのDFユン・ジョンギュ（23）が相手FWチョン・ソンス（21）の膝付近に向かって激しいタックルを加えると、城南FCのゲームキャプテンを務めていたDFパク・スイル（26）がすぐに駆け付け、強く抗議。
この過程で、キ・ソンヨンは相手DFクォン・ワンギュ（30）と口論になり、自身に近づいたパク・スイルを両手で押しのけた。これには城南FCのキム・ナミル監督も仲裁に乗り出した。
キム・ナミル監督は試合後の記者会見で、キ・ソンヨンと話したことについて「本来であれば（もみ合いを）止めるべき（キ・）ソンヨンが興奮していた。だからソンヨンに自制してほしいと頼んだ。ただ、これはスタジアムでよくあることだ」と明かしている。
キ・ソンヨンも、試合中のもみ合いを「サッカーではよくあること」とし、「あまり懸念する部分はなかった。もみ合いになる場面もあったが、サッカーであればあり得る状況だった。それを問題にしたくはない。終わってよく話し合ったので問題にはならない」と振り返っていた。
ところが、キ・ソンヨンは試合翌日の2日、自身のインスタグラムを通じて城南FC戦で起きた一連の件について改めて言及した。
キ・ソンヨンは「後輩から悪口を言われても自分がじっとしなければならないんだ。そうなんだ。いつも自分のせいだ。我慢できなかった自分の過ちだ」と惜しさを伝えた。
キ・ソンヨンがSNSで吐露した言葉を見るに、試合当時に悪口が出たものとみられる。選手間で悪口が行き交っていたのであれば、Kリーグを管轄する韓国プロサッカー連盟は徹底的に調査しなければならない。
荒れた状況だったとはいえ、どのような内容の発言が出たのか正確に把握する必要がある。荒いプレーに加えて暴言まで飛び出たのであれば、再発防止のためにも連盟の調査は行われるべきだ。
このほか、キ・ソンヨンへの批判も相次いでいるようだ。
キ・ソンヨンは“悪口問題”に触れた投稿を削除したあと、新たな投稿を行った。そこには親指を立てた絵文字とともに「おかげさまでPDFでしっかり集めています。これからも集めていきます」と綴られていた。
正確な事実関係が把握されていない状況で、選手個人に集中的な非難が殺到している形だ。
（記事提供＝OSEN）
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