韓国女子代表がコリン・ベル監督との同行を続けることで決定した。
韓国サッカー協会(KFA)は2月8日、ベル監督との再契約に合意したことを発表した。新しい契約期間は、2023年7月にオーストラリアとニュージーランドで開催される女子ワールドカップまでとなる。
そのほか、マテュー・ロス・コーチら現スタッフ陣も引き続きベル監督の補佐を務める予定だ。
韓国代表において、外国人指揮官が契約期間満了後に契約を延長したのは男女合わせて今回のベル監督が初めてだ。
過去に1.FFCフランクフルト(ドイツ)をUEFA女子チャンピオンズリーグ優勝に導いた経験のあるイングランド出身のベル監督は、2019年10月に外国人として初めて韓国女子代表の新指揮官に就任。
初の国際大会となった同年12月のE-1サッカー選手権では準優勝を収め、昨年4月の東京五輪アジア最終予選プレーオフでは中国に敗れオリンピック初出場を逃したが、その後、世界最強と呼ばれるアメリカ女子代表との国際親善試合では、アメリカのホーム23連勝を阻止する異変を起こした。
また、最近までインドで行われた女子アジアカップでは、準々決勝でオーストラリア女子代表を撃破。韓国を歴代最高成績の準優勝に導くとともに、W杯出場権を獲得する成果も残した。
韓国女子代表は来る7月のE-1選手権、9月の杭州アジア大会で再び優勝に挑戦する。その後は、女子ワールドカップに向けた本格的な準備に取り組む。
KFAのチョン・ハンジン事務総長は、「就任以降の2年間、ベル監督の指導能力と情熱を高く評価した。アジアカップの成績に関係なく、引き続き女子代表の指揮官として活動してもらった方が良いと判断し、昨年12月に再契約を提案した。アジアカップが終わった後、ベル監督から最終的な同意を得た」と伝えた。
ベル監督は「韓国女子代表を引き続き率いることができてとても嬉しく、光栄だ。アジアカップ決勝戦での敗北は、我々を精神的により強くしてくれるだろう」とし、「我々の旅はまたこれから始まる。私を含むコーチ陣と選手たちは、より高いモチベーションの中で、アジアチャンピオンという目標と来年の女子ワールドカップに向けて前進したい」と伝えた。
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