暴行疑惑に包まれたチェ・インチョル女子サッカー韓国代表の新任監督が自ら辞任する。
韓国サッカー協会は9月9日、「チェ・インチョル監督が国家代表の戦力強化委員会・選任委員会に女子サッカー韓国代表監督職を辞任するという意思を表明してきた」「協会はチェ監督の意思を尊重し、辞任を受諾することに決定した」と明らかにした。
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チェ監督は小委員会に伝えた謝罪文で、「マスコミに報道されたことに対する責任を痛感し、代表監督職を辞任する。時間がだいぶ経ったことといって、なかったことになるとか正当化できないということをよくわかっているからこそ、申し訳ない気持ちだけだ」と頭を下げた。
そして「私の誤った言行で傷ついた選手たちに、この場を借りて深く謝罪したい。深く反省しているだけに、少しでも私の心からの謝罪が伝わったらと思う」とし、「もう一度私の過ちを心から反省し、成熟した姿勢を持つ指導者に生まれ変わる」と重ねて謝罪した。
キム・パンゴン委員長は「監督選任の過程が円滑でないことは申し訳ない。監督の力量検証に多くのエネルギーを注いだが、足りなかった。今後、代表チームの監督資格に対する検証を強化する方策を設ける予定だ」と伝えた。
チョン・ハンジン事務総長は「協会は今年の8月28日から学校サッカーの不条理などを根絶するため、“学園サッカー不正届け出センター”を運営している。これを通じて寄せられた暴力、侮辱などに関する内容は、協会が積極的に調査し、今後再発しないように最善を尽くす」と説明した。
なお、キム・パンゴム委員長は10日、サッカー会館でチェ・インチョル監督の辞任および今後の監督選任手続きと関連したブリーフィングを実施する予定だ。
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