「我々の選手が誇らしい。もっと強くならなければならない」
中国女子代表に大逆転を許し、女子アジアカップ準優勝に終わった韓国女子代表率いるコリン・ベル監督が、決勝まで戦い抜いた選手たちを称えた。
2月6日、インドのDYパティル・スタジアムで行われた女子アジアカップ決勝で、韓国は中国に2-3で敗れた。
前半にFWチェ・ユリ(27、仁川現代製鉄レッドエンジェルズ)、MFチ・ソヨン(30、チェルシー)のゴールで2点リードした韓国だったが、後半は徐々に集中力が途切れ、一挙3ゴールを献上し、逆転負けを喫した。
惜しい結果ではあったが、韓国は今大会で史上初めて女子アジアカップ決勝に進出した。優勝こそ叶わなかったものの、歴代最高成績となる準優勝という成果を残した。
特に、準々決勝では優勝候補のオーストラリア女子代表を破り、上位5チームに与えられる女子ワールドカップの出場権獲得にも成功した。
ベル監督は試合後の記者会見で、「選手たちが誇らしい。我々は成長した。選手たちには“誇らしい”、“萎縮することはない”と伝えた。我々は精神的にもっと強くならなければならない」と、選手を労ったことを明かした。
ショッキングな逆転負けとなった決勝では、客観的な戦力で上回る中国に対し、前半こそ優位に展開を進めたものの、後半は相手の攻勢に押される形となった。
試合終了の笛が鳴った後も、ベル監督はあまりに残念だったのか、ベンチにしばらく座ったままだった。
「(後半の)ペナルティキックでの失点後にすべてが変わった。我々は決して強くなかった」と話すベル監督は、「すべてを変化させなければならない。それもダイナミックに変える必要がある。それこそ、韓国が強くなるべき方向だ」と、チームのさらなる強化を強調した。
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